かくしごと
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あらすじ
ちょっと下品な漫画を描いてる、漫画家の後藤可久士(ごとう・かくし)先生は、一人娘の姫(ひめ)ちゃんが何にもまして、最優先。そんな親バカの後藤先生が、この世で1番恐れていることは、娘に仕事がばれること。漫画家だなんて知られたら、もしかしたら娘に嫌われるのでは!? アシスタントや編集者を巻き込んで、今日も心配症の後藤先生の1日が始まります!
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みんなのレビュー
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シュールさ控えめ、愛深め
まず、作者の描く絵が好きです。
スッキリとした無機質な線はおしゃれで気持ち良い。
脚を開いた立ちポーズも、力を抜いて猫背で歩く姿も、座って机にぐんにゃりと投げ出した手の感じもたまりません。
年齢やキャラ、その時の立場によって姿勢が違っていたり、本当に絵が上手いんだなぁと思います。
各回の扉絵の父娘のツーショットは誰も間に入れない恋人同士のような雰囲気の良さ。主人公がかっこいいというか色っぽいです。
そして全話読んでから、その画というか状況に意味がある事に気付きました。
作者の言葉遊びには定評がありますが、絵にも隠されたメッセージがあったとは。
もちろん内容も面白いです。
みんなキャラが立っていて、ドタバタか笑えるし、漫画業界の内輪話も興味深いです。
サブタイトルで他の漫画の題名の語呂合わせが使われているのも、漫画というもの全体への愛を感じるし、元ネタを考えるのも楽しい。
「下ネタ作家って、そこまで隠す事か?」という意見もあるけれど、それはこの作品の土台であり、
「呼吸の仕方で飛躍的に強くなるなんて事あり得ないよね」と言うようなものではないでしょうか。
主人公が抱えるコンプレックスや心の傷は、もどかしかったり切なかったりするけれど、そういうものは大なり小なり誰もが持っているもので、読んでいるうちに自分のそういう負の感情に囚われなくてもいいんだ、と癒されていきます。
最後の最後に「姫」という名が、ただみんなの愛情を受ける存在として祖父から名付けられた名前というだけでなく、ここにも作者の言葉遊びが隠されていた事がわかって、「やられたー!」って感じです。
オチは最初から仕組まれていたんですね。
最後に、いちファンとして言いたい。
漫画家の多くが、そして作者自身も持て余しているという過去の作品の生原稿。
……欲しい…。いらないなら下さい!!by daidageki- 3
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5.0
お見事!
絶望先生の頃から大好きでしたが、この作品はいい意味で、今まで先生の持っていた風刺の毒が、この作品では父娘の愛情の基盤としたストーリーにスパイスのように効いていて、ウェットになりすぎず、でもシトラスの香りのような余韻がある作品になっていると思います。そして構成の巧みさ、アニメの歌詞に合わせたラスト、今も進化続けるカラーの美しさといい、ベテランの渋みと、心境地を開かれたフレッシュな感覚が絶妙なバランスの、絶対おすすめ作品の一つです。
by ゆりか1229- 1
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5.0
これぞ、久米田先生の世界観!
『かくしごと』面白いです!
久米田先生の作風だからこそ面白い!
意外にレビュー評価が低くてビックリですが、久米田先生の味のある作風を知っている人には、面白いと感じてくれると思います。
確かに万人ウケではないかも(?)
正直、下ネタがなくて驚いていますが、逆に洗練された感じプラス親子愛にグッと来ます!
ちょっとコマ割りが読みづらくて玉に傷ですが、独特の世界観のある作風は読む価値アリです!by みミみ- 1
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5.0
アニメが始まって知りました。
下ネタ漫画家の話?内容も下ネタなの??と思いきや 親子愛のほっこりするお話です。
登場人物がみんな可愛いくてギャグっぽいところもあったり、かと思えばジーンとする場面があったり 本当におもしろいです。姫ちゃんもお父さんも優しくて好きです。もっと評価されていいのになぁ
個人的には久々におすすめしたいと思えるお話でした。by 匿名希望- 2
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4.0
二正面で楽しめる
まだ11話までしか読んでませんが、ピュアな姫ちゃんがとにかく可愛い。可久士のキョドりぶりはもちろん、振り回される周りの人たちもコミュカルで、ギャグとして面白いです。同時進行してる18才以降のシリアスベースの方も引き込まれ、二正面で楽しめます。楽しんで読み進めていきたい。
by 二十一九寺- 0
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