ソムタム田井のコスプレリポート:バニー衣装の「涼宮ハルヒ」「青春ブタ野郎」レイヤー 高校生らしいメークも意識
配信日:2025/02/22 21:21

コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
本稿で紹介するのは、2024年10月25~27日に東京・池袋の東口エリアで開催された「池袋ハロウィンコスプレフェス2024(池ハロ2024)」に参加していた、「涼宮ハルヒの憂鬱」の涼宮ハルヒに扮(ふん)する水望憩さんと、「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」の桜島麻衣に扮するぴよまるさん。
昨今のアニメやゲームでは、キャラクターに複数の衣装が用意されていることが多く、その中でもバニースーツは人気の高いコスチュームの一つ。
アニメ作品のヒロインの場合、作中の1エピソードで披露したバニースーツ姿が爆発的な人気を博し、イラストが描かれたグッズやフィギュアが多数発売。さらにコスプレイベントでも、そのキャラのバニー衣装を用意して参加するレイヤーは多く、中には「午前中は制服などの通常衣装で参加。午後からバニースーツに着替える」といったスタイルで撮影&交流を楽しむレイヤーもいて、「池ハロ2024」でもバニー衣装を着こなす参加者の姿が各所で見られた。
涼宮ハルヒのコスプレで参加していた水望憩さんは、おなじみのアイテムである“SOS団団員募集の看板”も自作で用意。撮影時にはその出来栄えを褒められたと話す。
「フィギュアにもなっている、“団員ボシュウ中”の看板を持ったバニーガール衣装のハルヒのコスプレをしました。『このバージョンのハルヒのフィギュア持ってます!』と声をかけてくださった方もいて、うれしかったです」
メークに関しては、力強い目元の再現にこだわりつつ、できるだけナチュラルに仕上げることも意識したという。
「ハルヒは高校生なので、最小限のナチュラルなメークにとどめて。その上でつり上がった眉毛の再現にはこだわりました。表情やポージングも頑張って“ハルヒらしさ”を表現したつもりなので、写真にもそれが反映されていたら幸いです」
桜島麻衣のコスプレで撮影対応をしていたぴよまるさんは、バニースーツを格好よく着こなせるよう、体づくりに気をつけたと話す。
「バニースーツを着るのは初めてだったので、とにかく体をきれいに見せることに注力しました。まずは食生活に気をつけて、できる限り体を絞って。その上でポージングも練習してきたので、自分としては仕上がりには満足しています」
取材・文:ソムタム田井
提供元:MANTANWEB