ソムタム田井のコスプレリポート:褐色肌の「Fate」バニーコスプレ 自然な生え際と体のラインにこだわり
配信日:2025/02/08 21:11

コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
本稿で紹介するのは、2024年10月25~27日に東京・池袋の東口エリアで開催された「池袋ハロウィンコスプレフェス2024(池ハロ2024)」に参加していた、褐色肌が印象的なコスプレーヤー・るたぴさん。
ほかのイベントでも「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」の角楯カリンや「ギャルゲーマーに褒められたい」の国岡悠など、褐色肌のキャラクターのコスプレを披露し、好評を博していたるたぴさん。池ハロ2日目は「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」のクロエ・フォン・アインツベルン、3日目は「原神」のキャンディスに扮(ふん)して参加しており、取材を依頼したところ、快く撮影に応じてくれた。
今回のコスプレで注力したポイントを質問したところ、クロエに関しては褐色肌をきれいに見せることに加え、ウイッグの造形にもこだわったという。
「ストレートウイッグをきれいな状態で見せたかったので、持ち運びの際に変な癖がつかないよう、いつも以上に管理には気をつけました。褐色肌に馴染むよう色味にもこだわって、生え際パーツも用意したので、自然な感じに仕上がったんじゃないかなと思っています。それと今回は、体のラインがはっきりわかる衣装なので、シルエットをきれいに再現することも意識しました」
キャンディスに関しては、盾や槍、頭の装飾など、小道具の造形に注力したと話す。
「細かいパーツが多く、着替えや装飾の付け足しがたいへんでしたが、全体的にこだわって作り込んだので仕上がりには満足しています。頭の装飾は、少しでも首を傾けるとズレてしまうので、同じ角度をキープするのがちょっときつかったですね。次にキャンディスのコスプレをするときは、ズレないようにしっかり固定する方法を考えます」
取材・文:ソムタム田井
提供元:MANTANWEB