劇場版モノノ怪:第2章「火鼠」 メインキャラは老中の娘ボタン&天子様の寵愛受けるフキ 老中大友役に堀内賢雄 フキの父役はチョー
配信日:2024/12/04 19:00
2007年にフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で放送された人気テレビアニメ「モノノ怪」の完全新作劇場版「劇場版モノノ怪」の第2章「劇場版モノノ怪 第二章 火鼠」のティザービジュアル、第1弾予告が公開された。第2章は、第1章にも登場した女中・大友ボタンと時田フキがメインキャラクターとなることが明らかになった。老中大友の娘で、歌山の後を継ぎ大奥の最高職位である御年寄となった大友ボタン役の戸松遥さん、町人出身ながらも天子様に見初められて御中臈となり、寵愛を一身に受ける時田フキ役の日笠陽子さんが第1章に続き、出演する。
予告は、大奥の警備を司る広敷番・坂下の「モノノ怪は先月おぬしがはらったのだろう」という問いに、「ええ、ひとつは」と不穏な答えをする薬売りの姿が描かれている。第2章は、人を燃やすモノノ怪・火鼠が大奥を新たな混乱に陥れることになる。天子のお世継ぎを巡る老中たちの思惑、その思惑に巻き込まれる娘同士の対立も見える映像となっており、怒りと悲しみに満ちた「許せない」というせりふも登場した。
第2章の新キャストとして、フキと三郎丸の父・時田良路役のチョーさん、幕府の利権を取り仕切るボタンの父・老中大友役の堀内賢雄さんが出演することも発表された。
「モノノ怪」は、2006年にノイタミナで放送された「怪~ayakashi~」の人気エピソード「化猫」のスタッフが再集結して制作されたアニメ。「化猫」に登場した薬売りの男がモノノ怪に立ち向かう怪異譚(たん)が描かれた。
「劇場版モノノ怪 唐傘」は、2007年放送のテレビアニメ以来、約17年ぶりの新作アニメ。テレビアニメに続き、中村健治さんが監督を務め、EOTAが制作。女たちの情念が渦巻く大奥を舞台に、薬売りが“モノノ怪”の正体を追うことになる。新作劇場版は全3章で、第1章である「劇場版モノノ怪 唐傘」が7月26日に公開され、第2章「劇場版モノノ怪 第二章 火鼠」が2025年3月14日に公開される。
各キャストのコメントは以下の通り。
◇薬売り役の神谷浩史さんのコメント
第1章では大奥で働く女性たちの心得が唐傘を呼び寄せましたが、果たして第2章では大奥の何が、そして誰が火鼠を招くのか……? 薬売りの新たな活躍を楽しみにお待ちください!
◇大友ボタン役の戸松遥さんのコメント
それぞれが裏のある人間関係、かつ女社会の中で、強くなければ生き抜いていけない環境の中、ボタンは芯や信念があり本当に強い女性だと思います。おきてやルールを大切にする真っすぐな性格なので正論を貫く姿は演じていて憧れる部分がたくさんありました。公開をお楽しみに!!
◇時田フキ役の日笠陽子さんのコメント
モノノ怪の世界観や彩りは他にはない唯一のもの。台本を読んだだけでは見えない、絵があってこそ完成されるモノ。絵だけで魅せられるからこそ、間や、空間や、さまざまなフラグがちりばめられていて、作品そのものが見えざる力が宿っているかのよう。フキはものすごく人間臭いです。命すらも道具にしてしまう大奥で、人って何だろうという問いに答えていけるのか。優越感も嫉妬も情も全部煮詰めたような世界で生きる彼女の強さと弱さを、揺れ動く小波のように演じられたらと思っています。
◇時田三郎丸役の梶裕貴さんのコメント
引き続き、時田三郎丸を演じさせていただけますこと、幸甚に存じます。本作「火鼠」の物語の軸のひとつには“時田家”の存在があります。姉のフキや父の良路も登場し、より複雑に絡み合う家柄どうしの思惑。そして、明らかになる真実。今回も人間ドラマとしての魅力が、これでもかと凝縮されている一本になっているかと思います。また三郎丸としては、前作「唐傘」での、お目付け役としての彼とはまた違った、息子として、弟としての一面を垣間見ていただけるかと。3部作だからこそ描けた、より緻密で奥深い「モノノ怪」の世界を、ぜひ劇場でご堪能ください!
◇時田良路役のチョーさんのコメント
面白いタッチのアニメーションですねぇ。独特の世界観を感じました。「これを実写したら、どうなるんだろう?」なんて想像ふくらんじゃいました。時田良路役、たんたんと演らせていただいたつもりなんですが、大丈夫だったかなぁ。周りが個性豊か過ぎてちょっと心配……。ダメ出しください。
◇老中大友役の堀内賢雄さんのコメント
今作では大友という大役、かつ難しい役をいただき役者冥利につきました。それぞれの情念が絡みあいとても奥深い作品でした。皆様ぜひお楽しみください。きっと心に残ること、間違いありません。
提供元:MANTANWEB