ソムタム田井のコスプレリポート:バニー衣装のアニメヒロインたち 露出対策にも抜かりなし
配信日:2024/10/20 21:01
コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
8月に名古屋で開催され、3日間で約25万3700人が来場した世界最大規模のコスプレの祭典「世界コスプレサミット2024(WCS、コスサミ)」で撮影、インタビューした、バニースーツが印象的なコスプレイヤー、Minoさん、猫芽たまさん、蒼空イヴさんを紹介する。
昨今のアニメやゲームでは、キャラクターに複数の衣装が用意されていることが多く、その中でもバニースーツは人気の高いコスチュームの一つ。アニメ作品のヒロインの場合、バニースーツ姿のイラストが描かれたグッズやフィギュアなども発売されており、それらのコスプレでイベントに参加するレイヤーも多い。
「チェンソーマン」に登場するマキマのコスプレで「WCS2024」に参加していたMinoさんは、体づくりに加え、印象的な目元の再現にも注力したという。
「今回のコスプレではメークに重点を置いて、キャラクターの目の形や雰囲気を再現することを意識しました。マキマは強く、ただ立っているだけでも独特のオーラを放つ女性なので、大人っぽいメークにすることでそうした面を強調してみました。まつ毛は下がり気味にしつつ、より濃く見えるようにしたのもこだわったポイントです」
際どい造形の衣装ということで、網タイツの下にはしっかりインナーを着用するなど、露出対策にも余念がない。
「今回はセクシーな装いなので、露出対策もしっかり行いました。不透過のタイツを履いて、バニースーツの下には似た色味のインナーも着用しています。コスプレを楽しみながら、自分をしっかり守ることも意識しています」
「Re:ゼロから始める異世界生活」のレムに扮する猫芽たまさんも、こだわったポイントはアイメークだと話す。
「レムの目元の再現にこだわりました。まずは二重になるようにアイライナーを引いて、そこにピンクのアイシャドウを使い、可愛らしさを出してみました」
初音ミクの“ラビットホール”バージョンの衣装を着こなす蒼空イヴさんは、ポージングにこだわりがあるという。
「脚の付け根からつま先までをきれいに見せることが、この衣装を着こなすうえでの最重要ポイントだと思っていて。できる限り、脚をスラっときれいにお見せできるよう、ポージングにはこだわりました。ヒールは何種類も履き比べて、いちばん足首のあたりをきれいに見せられるものを選んだつもりなので、そうしたこだわりが写真にも反映されていたら嬉しいです」
取材・文:ソムタム田井
提供元:MANTANWEB