さよならララ:シニアプロデューサー 小笠原宗紀インタビュー 小出卓史監督は芯が強くて折れない 気配りも
配信日:2026/08/15 10:01
キネマシトラスの15周年記念作品となるオリジナルアニメ「さよならララ」。童話「人魚姫」を題材としたアニメで、人魚姫ララが200年の時を経て、現代の琵琶湖によみがえる。キネマシトラスの元代表取締役社長でシニアプロデューサーの小笠原宗紀さんに作品への思いを聞いた。
◇小出監督は年が離れたライバル
--今作で担当したことは?
セルの運搬です!……というのは半分冗談です。シニアプロデューサーとして、企画の立ち上げを。そのあとは、少し外側から見ていました。今でこそKADOKAWAさんで企画が通り、無事放送されていますが、当時はお金が集まらなかったら株を売ろうと思っていました(笑)。ちなみに、冒頭で言った「セルの運搬」はオープニングでアナログセルを使用した特殊カットを運んでいるので、それが担当したメインではありませんが、本当に運んでいます。自分が制作をやっていた頃はまだ重たいセルが入ったカット袋を運んでいた頃だったので(今はデジタル作業になっているため、データでの管理です)、なんだか懐かしかったですね。
--作品の魅力は?
京都っぽい、滋賀なのに。とか言ったら怒られるでしょうか? 「京都っぽい」というのは監督の小出(卓史)くんのことで、彼は芯が強く、折れない。そして面倒くさい!(笑) ただ周りの人に対する気配りがすごくて、そこは自分にはまねできないなぁと思います。気配りとセットで芯があり、折れない、これはすごいことやっています。そこが作品にも出ていて、魅力の一部になっているのではないでしょうか。彼のことは、年が離れたライバルだと思っているんですよ。
◇これからのキネマシトラスは第2期へ
--小出監督は初監督です。抜てきした経緯は?
一つ前の作品で絵コンテ・演出・副監督をしっかりとやり遂げましたからね、「もう次はこれしかないだろう」とみんなが思っていたと思います。でも3本やって、監督として一人前になるだろうなと考えていたので、5年はかかりすぎたかなぁ(笑)。15周年記念企画だけど、18周年になっちゃったよ小出君! ……小言失礼しました。
--キネマシトラス15周年作品です。キネマシトラスの強み、魅力をどのように考えていますか?
自分はもうキネマシトラスとしては次の世代にバトンを渡している身なのですが、そんなポジションから言っていいのであれは、「新人の抜てきがうまくいっている会社」でしょうか。それが自分の楽しみでもあったので、うれしいですね。これからはキネマシトラスの第2期として、新しい魅力を出していってほしいです。
--最後にメッセージをお願いします。
冒頭の話に戻りますが、自分はセルのカットを車で運んだんです。時給1億円(元社長という役職手当付きの金額)という話だったのに森山(菜月)プロデューサーからはまだ払ってもらえていません!(笑) きっとこれからお礼がくるんだろうな、と信じています。 ララは、そんな未来が思い描けるような作品です。現場が楽しんで作っているのが、その証拠ですね。この先の話数も、見ていただけるとうれしいです。
「さよならララ」は、毎週日曜深夜0時半にTOKYO MXほかで放送中。(阿仁間満/MANTANWEB)
提供元:MANTANWEB











