サンダー3:鈴代紗弓×川井田夏海×秋山絵理インタビュー 中学生男子らしく 少年役の醍醐味
配信日:2026/07/04 11:01
「月刊少年マガジン」(講談社)で連載された池田祐輝さんのマンガが原作のテレビアニメ「サンダー3」が、フジテレビの深夜アニメ枠「+Ultra(プラスウルトラ)」ほかで7月8日から放送される。原作は、2022年に連載をスタートすると、SNSでストーリー展開、画力などが話題になった“衝撃作”。“スモール3(スリー)”と呼ばれるルックスも勉強もスポーツもパッとしない仲良し中学生トリオの活躍を描く。中学生男子役に挑んだ“スモール3”の手塚ぴょんたろう役の鈴代紗弓さん、吾妻つばめ役の川井田夏海さん、お茶の水ひろし役の秋山絵理さんに収録の裏側を聞いた。
◇夢だった少年役
--スモール3は男子中学生らしさがあります。
鈴代さん 私は少年を演じるのがずっと夢だったので、すごくうれしかったのですが、女子中学生と男子中学生は違うじゃないですか。だから、知らねばと思い、YouTubeで「中学生、男」と検索したり、下校中の男の子たちを不審者にならない程度に観察していました。ちょうど、ぴょんたちみたいな3人が歩いていて、気になったり(笑)。ちょっとおバカな会話が聞こえてくるんですよね。中学生の男の子は、女の子よりもちょっと……。
川井田さん 女の子の方が先に大人びてきますからね。
鈴代さん そうそう。ぴょんは、私の印象では勝手に「主人公である」と強く意識しすぎてしまい、ある種、王道なお芝居をしてしまって……。監督や音響監督から、「いい子すぎるから。いい子じゃなくていい」と言われ、思春期特有の少し斜に構えていたり、自分はもう大人だと思っているところを出していいと現場で落とし込みました。ほかの2人はキャラが特に立っていますが、ぴょんはストレートに主人公っぽく見えるのかな?とも思っていたのですけど、そういうわけでもないんですよね。
川井田さん 収録で「もっとむっつり」と言われていて、私はライトに考える方なので、つばめのことを分からないけど、分かるところもあるんですよ(笑)。オーディション受けたときもつばめだろうな……と感じていましたし。改めて、私だったなと思う。ただ、今まで全然演じたことがないタイプの男の子だったんです。モブなどで男の子を演じたことはありますが、ここまでやる気がなくて、ある種の必死さもあって、ライトに物事を捉える子はあんまりいないですし。
秋山さん 私も鈴代さんと同じく少年役をすごくやりたかったんです。中でもメガネをかけている知的な少年をやりたくて、オーディションのお話をいただいたときに、受けていいんですか!?とうれしかったんです。それまで少年役をやってこなかったので、どうしてもやりたい!と気合を入れて収録したので。受かったときは感動しました。この三人の中では、少し俯瞰して見ているというか、二人が「わー!」とやっているときも、「まあまあ」となるんですよね。私たちの収録でも、二人の元気や勢いに引っ張られて、二人と同じステージにいこうという気持ちでした。ひろしは、知的ですが、二人と同じところでワイワイ楽しみますし、可愛い男の子なんです。演じていてすごく楽しかったです。。
--秋山さん自身はひろしに似ているところはありますか?
秋山さん 真面目すぎて、みんなと一緒に最初から楽しめないみたいなところはありますね。少し様子を見てから楽しもうとする。ギアがかかるのが少し遅いところは、似ているなと思います。
鈴代さん 確かに、みんなぴったりだ!(笑)
--女性声優が少年を演じる醍醐味や楽しさを感じた?
鈴代さん 男の子にしか言えないセリフってやっぱりあるよね!!
川井田さん・秋山さん ある!
鈴代さん 格好いいセリフとかね(笑)。演じていても格好いい!となりますし、無邪気にできるのはやっぱり男の子役だからだと感じていました。童心に帰るようなところもあるのですが、ただ何も考えずにやりすぎちゃうと、元々の声質もあって、女の子に聞こえてしまうのが難しいところです。女性が男の子を演じると、どうしても似てしまうレンジがあるようで、三人の声が似てしまうこともあったんです。そういう意味ではキャラ立てを意識しなくてはいけなくて、私はセリフの量が多いこともあって、特に二人が調整してくださったと思っています。
川井田さん アクションの声も男の子ならでは、楽しかったです。マイク前で、あんなに姿勢悪く立ったことはなかったです。つばめだからというのもありますが、脱力しているんです。少しダラッとして立ったイメージがあって、猫背で少し白目みたいな(笑)。腹筋を意識していなくて、喉のあたりでしゃべっているイメージです。つばめだからだと思います。
◇みんなで助け合い
--三人はこれまで共演したことは?
鈴代さん メインキャラでがっつり共演するのは初めてです。
秋山さん 川井田さんとはゲストキャラで現場にご一緒させていただくことはありましたが、鈴代さんとは初共演です。
川井田さん コロナ禍で一緒に収録できなかったり。
鈴代さん 第1話から緊張をしていましたし、実は収録時はちょっと病み上がりだったので、これは大変かも……と思っていたのですが、このお二方が居てくださったのが本当に心強かったです。川井田さんは8、9年前からの仲で、私が初めてメインキャラクターを演じたときに共演させていただいたり、共通の友達がいたりして、初めてご飯に行った日に川井田さんの家に泊まらせてもらったり(笑)。驚くべき距離の詰め方ですね。それから、ご飯に行ったり、コロナを挟んで、なかなか会えない時期もあった中で、「いつかメインで共演できたらいいね」と言っていたんです。つばめ役が川井田さんと聞いて、つばめの顔と川井田さんの演技がリンクしました。絵理さんは初めてでしたが、誠実で真面目なところがあふれ出ていて、本当に素敵な方……!
秋山さん ありがとうございます(笑)。
鈴代さん 初回から助けられながら、優しい空気感で収録できました。いい意味で緊張しすぎずに演じられたと思います。
川井田さん と言ってますけど、きっちり座長してましたから。いつも引っ張ってくれて、率先して監督とコミュニケーションをとったり、終わった後にご飯誘ってくれたり、幹事やってくれたり、空気づくりがすごいんです。
鈴代さん ただのやりたがりなので(笑)。
川井田さん 若手が多い現場で、初めてのレギュラーという人もいましたし、遠慮しがちな人も多い中で(鈴代さんが)「ご飯、行かない?」と誘ってくれたり。
鈴代さん 初レギュラーの方もいて、緊張して実力が発揮しきれないともったいないですし、川井田さんや絵理さんが話しかけてくれて、みんなで助け合うことができて、恵まれた現場でした。
息がぴったりの三人が演じる“おバカ”なスモール3は一体どんな活躍を見せるのか。“衝撃作”の幕開けにぜひ注目してほしい。(阿仁間満/MANTANWEB)
提供元:MANTANWEB











