薬屋のひとりごと:子翠「なあに」に込めた思い 悠木碧、大塚剛央、瀬戸麻沙美がテレビアニメ第2期振り返る
配信日:2026/04/12 19:09
小説投稿サイト「小説家になろう」から生まれた日向夏さんのライトノベルが原作のアニメ「薬屋のひとりごと」のテレビアニメ第2期の振り返り劇場上映会が4月12日、TOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)で開催され、猫猫役の悠木碧さん、壬氏役の大塚剛央さん、子翠/楼蘭役の瀬戸麻沙美さんが登場した。瀬戸さんが国内で開催される「薬屋のひとりごと」のイベントに登場するのは初めてで、悠木さんが「ハリウッドセレブみたい!」と話すと、瀬戸さんは「日本の皆さんに会えてとてもうれしく思います(笑)」とあいさつ。この日は“ネタバレあり”で第2期を振り返った。
第2期は、物語が進む中で、おしゃべりで明るい虫好きの下女・子翠の正体が、現帝の妃で上級妃・四夫人の一人の楼蘭であることが明らかになった。子翠は第2期から登場した新キャラクターだが、楼蘭は第1期にも登場していた。瀬戸さんは「第1期は楼蘭で一言セリフがありましたが、今後はあまり考えないようにしていました」といい、第2期の収録に向けて「ついにこのシーンがくるという1週間前は気が重かったです。大事なセリフがたくさんあったので、原作を参考にしながら台本に向き合いました」と臨んだ。
第45話で、猫猫が「子翠」「楼蘭」のどちらで呼ぶのか迷いながら、「子翠」と呼びかけると「なあに」と返すシーンも印象的だった。瀬戸さんは「子翠の中では決まっていたことで、物語を演じている。壬氏や猫猫は、その中の役者の一人だったけど、関係性が変わって、ただの出演者ではなくなっています。猫猫が『子翠』と呼んでくれたことで、これまで過ごした時間がなかったことではないと感じています。涙は流しませんが、私自身は鼻の奥にツーンとくる感覚があってもいいんじゃないかと思っていました」、悠木さんは「子翠はここまで準備をしていて、結末が決まっていて、頭の中で何度もシミュレーションをしている。唯一の誤算が猫猫と仲良くなりすぎたことで、それがポジティブに働いている」と振り返った。
収録については、瀬戸さんは「あんなに流れを止めないで収録することはありません。本番はほぼ録(と)り直しがなかったんです」、悠木さんは「そのままの空気に乗っかって、テクニカルよりはエモーショナルなところに任せていた。テストは情熱的だったけど、猫猫らしさを入れた方がいいよねという話になったんです」と明かした。
大塚さんは「子翠は大局を見ていた人だと思います。『なあに』のシーンは放送を見て、人情を感じて、楼蘭だけどやっぱり子翠だと改めて感じました」と感動した様子だった。
瀬戸さんは子翠と楼蘭に加え、最終回では玉藻も演じた。悠木さんは第2期のラストについて「よすぎ!」と興奮気味に話し、瀬戸さんは「瀬戸目線になると、生きているんだと思えるのがうれしくて、安心しました」と笑顔を見せた。
瀬戸さんは、子翠について「器用な人……なのかな? 行動力があって、自分の人生を諦めているようで諦めていない。野心もあります。責任感なのかな? 優しさなのかな? 愛がないとできない。両親の二人から受け継いでいるところもあって、翠苓がいたことが大きい。助けたい人がいたことも力になっていると思います」と語っていた。
「薬屋のひとりごと」は、ライトノベルがヒーロー文庫(イマジカインフォス)から刊行されており、コミカライズも人気を集めている。原作のシリーズ累計発行部数は4500万部以上。舞台は、とある大陸の華やかな後宮で、毒見役の少女・猫猫が、美形の後宮管理者・壬氏と共に陰謀やウワサのひしめく後宮で起きる事件に巻き込まれていくことになる。テレビアニメ第1期が2023年10月~2024年3月、第2期が2025年1~7月に放送された。
テレビアニメ第3期と初の劇場版アニメが制作されることも発表されている。テレビアニメ第3期は、分割2クールで、日本テレビ系で第1クールが10月、第2クールが2027年4月から放送される。劇場版は、原作者の日向夏さんがストーリー原案を担当した完全新作ストーリーで、12月に公開される。
提供元:MANTANWEB











