あんどうさくら×綾森千夏:アニメ「TRIGUN STARGAZE」インタビュー メリルとミリィ 凸凹コンビの掛け合いはコントのように
配信日:2026/02/01 7:01
内藤泰弘さんのマンガ「トライガン」の新作アニメ「TRIGUN STAMPEDE(トライガン スタンピード)」の最終章「TRIGUN STARGAZE(トライガン スターゲイズ)」が、テレビ東京系で放送されている。原作は、1995~2007年に連載されたガンアクションマンガで、「TRIGUN STAMPEDE」は、2023年1~3月に放送された。「TRIGUN STAMPEDE」では新人記者のメリル・ストライフが成長する姿が描かれたが、「TRIGUN STARGAZE」では後輩のミリィ・トンプソンが新たに登場し、凸凹コンビの活躍が見どころの一つになっている。メリル役のあんどうさくらさん、ミリィ役の綾森千夏さんの“コンビ”に収録の裏側を聞いた。
◇実はアドリブもいっぱい
--作品の印象は?
あんどうさん オーディションを受ける時、SNSで作品について調べたました。たくさんの方の人生に影響を与えた作品だと知り、すごい作品なんだと思っていました。メリルを演じさせていただくことが決まり、えらいことになったぞ!?となりました。原作を読むと、ヴァッシュには信念があり、途方もないことを目指していると感じました。それに、折れない強さも持っていて、すごく格好いいんです。
綾森さん SNSで調べると、人生のバイブルのようになっている方が多いことを知り、ミリィ役として出演することになり、どえらいことになった!?とプレッシャーもありました。でも、こんなに格好いい作品に出演させていただけることが本当にうれしかったです。
--メリルとミリィの印象は?
あんどうさん 「STAMPEDE」の時は、後輩ムーブで落ち着きがなく、前のめりでしたが、いろいろなことを経験しました。「STAMPEDE」では2年半たって、ミリィという後輩も出てきて、自然と落ち着いていったところもあります。背中を見せなきゃいけませんしね。
綾森さん ミリィは後輩で新人……私も新人声優なので同じですね。ミリィは愛される後輩だと感じましたし、彼女は人がすごく好きなんだと思います。純粋で、素直に楽しいと思うことを追い求める子です。メリルのセリフを受けて、ミリィだったらどう返すのだろうか?と考えていました。嫌みなく返せる子だと思うので、そこを大切にしようとしました。
あんどうさん 二人で行動することが多いので、会話がどんどん盛り上がっていくテンポ感が大事になってきます。なので、ミリィのセリフを敏感に受け取っていこうと気を付けていました。オーディションの段階からそれが自然とできる相性の良さを感じていたので、すごくやりやすかったです。
綾森さん オーディションの時に「この二人の掛け合いをコントみたいにしてほしい」「重くならないで」と言われたんです。メリルがどうやったら返しやすいのか?とずっと考えています。この掛け合いがすごく楽しいですし、さくらさんは絶対に拾ってくださるんです。途中からメリルを振り回すことに楽しさを覚えて、すごく自由にやらせていただきました。
--アドリブもある?
あんどうさん プレスコ(先にセリフを収録し、その音に合わせて映像を作っていく手法)だったので「自由にやってください」と言っていただき、アドリブも結構あります。
綾森さん アドリブ担当ですよね(笑)。
あんどうさん コミカルなシーンが多いので、合いの手を入れたり、乗っかったり、返したりと楽しくやらせてもらえました。
綾森さん セリフを掛け合っている相手の役者さんがいた場合は、ここは入れてもいいですか?と確認しながら入れていました。どこが使われているかは分からないので、どうなるのかは分からないのですが、すごく楽しかったです。
--収録前から用意していた? それともその場で思いついたことをやっていた?
綾森さん 半々くらいだったと思います。本番は、想像と全然違うこともありましたし、テストでやってみて、ここは入れたら楽しくなりそうと思ったところは、相談していました。さくらさんに対しては何も言わずに急にぶっ込んだりしていましたけど。
あんどうさん お互いあったよね。自然と返せるような感覚がありました。びっくりもしながら、楽しんでいました。
綾森さん さくらさんは、しっかり拾ってくださるんです!
◇松岡禎丞とヴァッシュが重なる
--これまで共演経験は?
あんどうさん 初めてです。毎回、収録が終わってからご飯を食べに行っていましたよね。
綾森さん 毎回付き合っていただいていました。
あんどうさん どうだった?と反省したりして。
綾森さん 自由な収録でしたが、終わると私が「もっとできたかも」と急に凹むんです。「大丈夫だよ」と毎回励ましてくださるので、助けられました。いつもありがとうございます!
--声を先に収録するプレスコだったということですが、プレスコならではの難しさもあった?
あんどうさん どこまでやっていいか分からない難しさがありました。ある程度は自由にはできますが、尺がありますし、大筋から外れるわけにはいけません。そこの難しさです。
綾森さん コミカルにやっちゃっていいのかな?と思っていたら、ここは違う……ということもありましたし、自由ではあるのですが、逆の方向にいってしまった時の修正が大変でした。
あんどうさん 現場で監督が絵を描いて、こういう表情にしたいんですと提示してくださったこともありました。新鮮でした。
--ヴァッシュ役の松岡禎丞さんの熱演も作品の魅力です。共演する中で感じたことは?
あんどうさん 「STAMPEDE」で初めてお会いして、当時はコロナ禍ということもあって、少人数で距離も離れて収録していました。私はアニメでこんなにいっぱいセリフがあるのは初めてで、どうなるんだろう……と思っていましたが、芝居の中で松岡さんは相手のセリフも聞いてくださるし、コミュニケーションを取っていただきました。私は、ニュートラルな状態でいられるように心掛け、相手のセリフから影響をもらえるように準備をしていました。松岡さん自身も「僕も練習しすぎないようにして、芝居の中で作っていく」とおっしゃっていて、すごく柔軟な方だと感じました。
綾森さん 心身を削ってお芝居をされてると感じています。ヴァッシュが絶体絶命のシーンを聞いていると、苦しくなっちゃうようなところもありますし、松岡さんがヴァッシュに見える瞬間もあります。松岡さんが座長としていてくださることがすごくありがたいと思いながら、一緒にやらせてもらっていました。
◇食事シーンも豪快
--「STAMPEDE」はハイクオリティーな映像も話題になりました。
あんどうさん すごかったです! 最初の上映会で初めて見た時、椅子から転げ落ちそうになりました。想像以上の映像で、全話映画館で見たいくらいです。感動しました。スタッフの皆さんが本当にすごいんです。「STARGAZE」も楽しみにしています。
綾森さん 最初は、CGだと思いながら見ていたけど、10分後くらいには、CGであることを考えずに見ていました。スタッフさんの話を聞いているので、汗と涙と労力がもうたくさん詰められてることを参加してみて知りました。
--これまで放送された「STARGAZE」の第4話までで印象に残っているシーンは?
あんどうさん ヴァッシュと再会できたシーンは、顔を見たらなんて声をかけよう……とずっと考えていたんだと思いますし、そこで出てきたセリフも素敵だなと思いました。よく言った! それが言いたかったんだよねと。ミリィは、場を明るくしてくれる空気清浄機のような存在だと思っています。第1、2話は特にそうですけど、胃が重たくなるようなシーンが続いても、ミリィがボソッとしゃべると、肩の力が抜けて、明るくなります。食事シーンも豪快なんですよね。
綾森さん 第4話でオムライスを食べるシーンがあったので、収録前に私もオムライスを食べに行って。実感を持って演じられるようにしました(笑)。メリルとミリィのシーンは、可愛くて、ずっと見ていたくなります。収録中にさくらさんと盛り上がったのが第3話のパペットマスターの「始まりです」というセリフです。チョーさんがいろいろなパターンで演じていて、某アイスキャンディーのCMみたいなバージョンもあったりして、こんなに引き出しいっぱいあるんだ!?とびっくりしました。映像もすごいことになってるはずなので、ぜひ見てほしいです。
--今後の見どころは?
あんどうさん 全部見てください! 最終話の収録をした日に、休憩中にスタッフさんが遠い目で「このシーンはどうやって絵にするんだろう。想像がつかない」と話していたのですが、すごくクオリティーの高いものを目指していて、それを届けたいという思いが根本にあるから言っていたんだと思うんです。メリルのあるシーンは、台本を読みながらウルウルしました。メリルから見た最後の風景が心にきたので、ぜひ見ていただきたいです。
綾森さん 台本をもらった時、「えっ!?」としたり私自身もびっくりした展開がありました。どこかな?と想像しながら楽しみにしてみてください。見てくださった方がどう受けとめて、咀嚼してくださるかも楽しみです! (阿仁間満/MANTANWEB)
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