時をかける少女:細田守監督の名作 金曜ロードショーで今夜放送 最新作「果てしなきスカーレット」につながる“原点” 当時16歳の仲里依紗が主人公役
配信日:2025/11/28 6:00
細田守監督の最新作となる劇場版アニメ「果てしなきスカーレット」の公開を記念して、金曜ロードショー(日本テレビ系、金曜午後9時)では、11月7日から4週連続で細田監督作品を放送。4週目は、細田監督のフリーランス転身後初の長編作品「時をかける少女」(2006年)が、11月28日午後9時から本編ノーカットで放送される。番組の後半では、「果てしなきスカーレット」の本編冒頭7分8秒が初公開される。
放送に向けて、細田監督は「『時をかける少女』と『果てしなきスカーレット』には共通点があります。それは、時空を超えた出会い、未来から来た人物に影響を受けて、未来を見つめる女性の話である、ということです。さらに、どちらの作品も、時空を超えた約束、それを交わした男女のお話しであり、その意味でも共通しています。『時をかける少女』は、『果てしなきスカーレット』につながる、まさに“原点”と言ってもいい作品ですので、ぜひお楽しみください!」コメントを寄せている。
「時をかける少女」は、筒井康隆さんが1965年に発表したSF小説。これまで多くの映像作品が制作されてきた。中でも原田知世さんが主演し、大林宣彦さんが監督を務め、1983年に公開された映画は大ヒットを記録し、“青春映画の金字塔”として今も高い人気を誇る。
細田監督による「時をかける少女」は、大林監督版の約20年後、2006年を舞台とした新たな物語で、原作の主人公・芳山和子のめい、紺野真琴の物語が描かれる。13本のフィルムにより初週わずか6館の小規模公開で始まったが、ネットの口コミなどにより人気を集め、上映館は増え続け延べ100館以上に拡大。40週間という、映画としては異例のロングラン上映を達成した。日本アカデミー賞の最優秀アニメーション作品賞の受賞をはじめ、国内外で数多くの映画賞を受賞した。
主人公の紺野真琴の声優を務めたのは、俳優デビューを果たしたばかりで、公開当時16歳だった仲里依紗さん。今作での演技で一躍脚光を浴びた。転校生・間宮千昭の声優も前年デビューしたばかりだった俳優の石田卓也さんが務めた。原作の主人公であり、真琴の叔母・芳山和子を俳優の原沙知絵さんが演じた。脚本は、映画「国宝」などでも注目を集める奥寺佐渡子さんが手がけた。
11月28日午後9時からホロライブプロダクション所属のVTuber・儒烏風亭らでんによる「時をかける少女」の同時視聴企画が実施される。儒烏風亭らでんが自身のYouTubeチャンネルで、金曜ロードショー「時をかける少女」をリアルタイムで同時視聴し、同作の魅力や、「果てしなきスカーレット」の見どころなどを紹介する。
提供元:MANTANWEB











