ペリリュー -楽園のゲルニカ-:過酷な戦場、史実、友情 3種の予告編公開 終戦80年に劇場版アニメ化
配信日:2025/11/24 15:00
太平洋戦争の激戦の地、ペリリュー島を生きた若者たちを描いた武田一義さんのマンガが原作の劇場版アニメ「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」の3種の予告編「過酷な戦場編」「史実編」「友情編」がYouTubeで公開された。同作は、終戦80年を迎えた2025年12月5日に劇場版アニメとして公開される。
「史実編」は、太平洋戦争末期、東洋一の飛行場を持つと言われたペリリュー島で繰り広げられた、日本軍1万人と米軍4万人の史実に沿った戦いが映し出される。映像終盤には、「君とやり始めたことを僕はやり切るよ」という主人公・田丸均のセリフが流れる。
「過酷な戦場編」は、美しき自然に囲まれたペリリュー島における激戦の様子が描かれている。敵空軍や戦車などから度重なる襲撃を受け、壮観な海は真っ赤な血の海と化し、次々と倒れていく兵士たちが映し出され、田丸の相棒・吉敷佳助が思わず「はなから、勝ち目がない」とこぼすシーンも収められている。
「友情編」は、田丸と吉敷との固い絆にフィーチャーした内容で、戦闘においてもそうでない時も、いつも互いに鼓舞して手を取り合い、共に生き抜いていく若き青年兵たちの姿が描かれている。
同作は、1万人の日本兵が送り込まれ、終戦を知らずに2年間潜伏して最後まで生き残ったのはたった34人といわれる太平洋戦争の激戦の地、ペリリュー島を舞台に、マンガ家志望の兵士・田丸の視点で、戦場を生きる若者の姿が描かれた。マンガ誌「ヤングアニマル」(白泉社)で2016~21年に連載され、2017年に第46回日本漫画家協会賞で優秀賞に選ばれた。スピンオフ「ペリリュー外伝」も連載された。
アニメは、「魔都精兵のスレイブ」などの久慈悟郎さんが監督を務め、「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」などのシンエイ動画と、「ドッグシグナル」などの冨岳が制作する。原作者の武田さんと西村ジュンジさんが脚本を手掛ける。
提供元:MANTANWEB











