宇宙戦艦ヤマト:母から娘へ 潘めぐみが受け継いだサーシャ 「故郷に帰ってきたような感覚」 福井晴敏が起用理由明かす
配信日:2025/11/12 22:13
人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」のリメークシリーズの最新作「ヤマトよ永遠に REBEL3199」の第四章「水色の乙女(サーシャ)」のトークイベント「ヤマトーク付き上映会<キャスト篇>」が11月12日、新宿バルト9(東京都新宿区)で開催され、サーシャ役の潘めぐみさん、総監督の福井晴敏さん、監督のヤマトナオミチさん、脚本の岡秀樹さん、桐生美影役の中村繪里子さんが登場した。「ヤマト3199」は、「ヤマトよ永遠に」「宇宙戦艦ヤマトIII」を原作に、新解釈を加えて再構成した。「ヤマトよ永遠に」では、潘めぐみさんの母・潘恵子さんがサーシャを演じており、「ヤマト3199」で母から役を引き継いだことも話題になっている。潘めぐみさんが、サーシャへの思いを語った。
第四章は、サーシャが成長した姿になって登場した。潘さんは「見てくださった皆さん、会いたいサーシャに会えましたか? 『お帰りなさい』と言っていただき、私自身も初めてなのに、故郷に帰ってきたような感覚があります」と話すと、劇場に集まったファンから大きな拍手が巻き起こった。
潘さんは「3歳の時に出会っていました。当時、宇宙世紀にも出会っています。家にあったレーザーディスクを留守番中に見たのかな? 選んで見ていたんです。古代とサーシャの切ないシーンを家で見た景色と共に覚えています」とサーシャには特別な思いがあった。
福井さんは、潘さんの起用理由を「ほかの人にオファーしたら、何で?となりますよね。(潘さんが)デビューして間もない状態だったら、理由にすることもないのですが、やっていただくしかない。音響監督と集まって、希望のキャストを言っている中で、言うのを忘れていたくらい、自分の中では決定事項だった」と明かした。
潘さんは「台本をいただいたり、福井さんに聞いた限りだと、母が演じたサーシャと違う運命を歩んでいく。違う強さ、エネルギーを秘めています。母をなぞるのも違うと思いました。それでも、懐かしさも感じていただきたいと考えていました」と思いを込めた。
収録にあたり、潘さんはA、B、Cの3パターンのサーシャの演技を提案したといい、この日はAパターン、Cパターンを生披露。「より母に近いのがA。Cが今後の展開も含めて、おじさま(古代)に対して希望を込めている」と説明した。
岡さんによると「お母さんが演じたサーシャにそっくりなA、これしかない!と思ったら、福井さんはCを選んだ」といい、福井さんは「音響スタッフは、Cだろうとなっていた」とCパターンが採用された。ヤマトさんは「第4章で活動的に動くサーシャは、ワガママに見えてしまうかもしれないけど、安心しました」と、潘さんの演技を称賛した。
「ヤマト3199」は全七章で、第五章「白熱の銀河大戦」が2026年2月20日から上映される。潘さんは、今後の展開について「最後までだまされていました。そんな展開を見ていただけると思うと楽しみです」と話し、「ここから怒涛です。信じて付いてきていただけるとうれしいです」と呼びかけた。
提供元:MANTANWEB











