大山のぶ代さんを偲ぶ会:野沢雅子「ペコの声は本当に唯一無二」「みんなを笑顔にしてくれました」
配信日:2025/09/29 15:15

人気アニメ「ドラえもん」のドラえもん役などで知られ、昨年9月に死去した声優の大山のぶ代さん(享年90)の「偲ぶ会」が9月29日、東京都内で行われ、声優の野沢雅子さんが大山さんをしのんだ。
野沢さんは、「ペコ(大山さんの愛称)との出会いはもう60年以上も前。お互いに劇団出身で、声優の創成期から声の仕事をしていて、声質から男の子が役が多いという共通点があって、親近感が湧いたのを昨日のことのように思い出します。同じ番組に出る機会は少なかったけど、スタジオで会うと、あの人懐っこい笑顔で、『マコ!』と気さくに話しかけてくれて、二人ともしゃべるのがすきだから食べ物の話で盛り上がったりしましたよね」と思い出を語った。
「ペコの声は本当に唯一無二で、みんなを笑顔にしてくれました。それを今、生で聞くことができないのが、本当に寂しくて残念でなりません。当時の仲間が結構そちらに行っていると思うんだけど、会ってお芝居の話しとか、できているかしら。ペコのことだから皆さんにお料理を振る舞ったりして、きっとにぎやかに過ごしていることと思います。私はもうしばらくこっちで頑張ろうと思うので、こちらのみんなのことを見守っていてくださいね。ペコはキャラクターの中でこれからも生き続けるので、さよならは言いません。長い間、ありがとう」と語った。
「偲ぶ会」には、毒蝮三太夫さん、黒柳徹子さんが発起人となり、大山さんの一周忌である9月29日に行われた。大山さんと「ドラえもん」で共演した声優の野村道子さんや、清水マリさん、羽佐間道夫さん、現在「ドラえもん」に出演するドラえもん役の水田わさびさん、十朱幸代さん、山田邦子さんらが参列した。
大山さんは、1933年10月16日生まれ。アニメ「ドラえもん」(テレビ朝日系)のドラえもん役を1979年~2005年の約26年間務めた。俳優、エッセイストとしても活躍した。2024年9月29日に死去した。
提供元:MANTANWEB