トリツカレ男:柿澤勇人がアニメ声優初挑戦 山本高広、川田紳司、水樹奈々、森川智之ら追加声優発表 主題歌はAwesome City Club 本予告を公開
配信日:2025/09/09 20:10

俳優の俳優の柿澤勇人さんが、劇場版アニメ「トリツカレ男」(高橋渉監督、11月7日公開)で声優を務めることが、このほど分かった。柿澤さんは長編アニメの声優に初挑戦で、主人公・ジュゼッペの相棒でハツカネズミのシエロの声を担当する。そのほか、山本高広さん、川田紳司さん、水樹奈々さん、森川智之さんが声優を務めることが発表され、新ビジュアルと本予告が公開された。
いしいしんじさんの同名短編小説(新潮社)をミュージカルアニメとして映画化。何かに夢中になると他のことは一切見えなくなり、街の人たちから“トリツカレ男”と呼ばれる青年・ジュゼッペが、ある日、風船売りの少女・ペチカに恋をする……というラブストーリー。人気グループ「Aぇ! group」の佐野晶哉さんが主人公のジュゼッペ、俳優の上白石萌歌さんがヒロインのペチカの声をそれぞれ担当する。
山本さんはジュゼッペとペチカが住む街のギャングでツイストダンスを愛するツイスト親分、川田さんはツイスト親分のライバルのサルサ親分、水樹さんは病気の治療のため入院しているペチカの母、森川さんは外国で子どもたちにアイスホッケーを教える学校の先生、タタンの声を担当する。
解禁された本予告では、何にでも夢中になる“トリツカレ男”のジュゼッペがペチカと出会い、恋する様子が映し出されている。しかし、ペチカの笑顔がどこかくすんでいることに気づいたジュゼッペ。中盤では、優しくほほえむタタンの姿が映し出される。ペチカの本当の笑顔を取り戻すため、必死に奮闘するジュゼッペに「君はバカだ! 世界一のバカだ!」と何かを必死で訴えかけるシエロの叫びや、ジュゼッペの名を呼びながら必死に走るペチカ、ラストにはペチカへのいちずな気持ちを大声で叫ぶジュゼッペの姿が描かれている。
主題歌は、3人組バンド「Awesome City Club(オーサムシティークラブ)」が今作のために書き下ろした「ファンファーレ」 が採用された。本予告の前半には、佐野さんと上白石さんが歌う、ジュゼッペとペチカが出会ったiときの高揚感を表現した劇中歌「ファンファーレ~恋に浮かれて~」が流れ、後半には歌詞とアレンジがリライトされた主題歌「ファンファーレ」が使用されている。
柿澤さんら今回発表された声優陣とAwesome City Clubのコメント全文は以下の通り。
◇柿澤勇人さん(シエロ役)
この度、自身初となるアニメーション映画の声を担当させていただきました。右も左も分からない僕を手取り足取りサポートしてくださった温かいチームに感謝しています。僕の演じたシエロは相棒であるジュゼッペの幸せを常に願い、奔走するネズミくんです。
佐野さんの可愛くて天真爛漫なジュゼッペとのやり取りは今でも良い思い出です。この作品は登場人物みんなが大切な誰かを想(おも)い、愛を注ぐ物語です。
きっと見終わった後には心が温かくなっていると思います。素晴らしい音楽と共に楽しんでいただけたら幸いです!
◇山本高広さん(ツイスト親分役)
ツイスト親分は、ギャングの親分っていうくらいなので、怖いイメージを持っていましたが、コミカルな面白い親分を演じられたんじゃないかと思います。「親分って言っておきながら、こんなにも人間味のある優しいおじさんなんだ。めちゃくちゃ面白いじゃん!」みたいなのを、皆さんに楽しんでいただければ。
実は親分も歌唱シーンがありまして、洋楽の、ロックな感じのツイスト効いている歌を、前半は少し怖い感じを残しつつ、歌も低めに歌って、後半ははっちゃけて歌いあげました。この映画を通して、人に優しくしたくなる、優しい気持ちを思い出してくれたらうれしいです。
◇川田紳司さん(サルサ親分役)
いただいた台本を読み進むうち、とても温かく優しさにあふれた物語に、すっかりトリツカレてしまいました。「トリツカレ男」ジュゼッペの驚異的な行動力には本当に脱帽です。
ツイスト親分のライバルであるサルサ親分もまたエネルギッシュな漢(おとこ)なので、迫力満点のアクションシーンを全力体当たりで楽しく演じさせていただきました。
何かに夢中になることの大切さ、美しさ。みなさん、ジュゼッペの起こす奇跡をぜひ劇場でご覧になってください。
◇水樹奈々さん(ペチカの母役)
喉の病気を患っていて、咳が止まらず、はかなげなイメージがありますが、実はとてもファンキーなお母さん! 全てのせりふがとても個性的なので、伸び伸びと楽しみながら演じさせていただきました。
全力で人を想(おも)うピュアな気持ちにあふれた、心温まる作品になっていますので、ぜひご家族やお友達、大切な人と一緒に見ていただけたらうれしいです!
◇森川智之さん(タタン役)
とても良いものができそうな感じがして、アフレコをしている段階で「思い入れのある作品」になっていました。私が演じたタタンは、包容力があって、大人の男性で、僕から見ても「ちょっと惚(ほ)れちゃうな」っていうくらいとても素晴らしい方。彼の人間性だけでも涙腺が緩む感じ。優しい男です。
人とのつながり、絆を見せてくれる作品です。いろんな世代の方が見ても楽しめるし、いつまでも見ていられる映画になるのではないかと思います。ぜひ大きなスクリーンで、ご覧ください!
◇主題歌担当「Awesome City Club」のatagiさん
完成した作品を拝見し、何十年も愛される温かく優しい作品だと感じました。主題歌「ファンファーレ」は、作中のジュゼッペやペチカへ、というのはもちろん、全ての方への人生讃歌になればという想いで作らせていただきました。映画公開までのワクワクを、ぜひ私たちと一緒に楽しんでいただけるとうれしいです。
提供元:MANTANWEB