ソムタム田井のコスプレリポート:「パンティ&ストッキング」レイヤー 逆作画崩壊バージョンの天使姉妹を再現
配信日:2025/09/06 19:55

コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
本稿では、東京・池袋のサンシャインシティ周辺で定期的に行われているコスプレイベント「acosta!(アコスタ)」の規模を拡大した「Ultra aosta!(ウルトラアコスタ)」で撮影、インタビューした、「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」のアナーキー・パンティに扮(ふん)するうのねいとさんと、アナーキー・ストッキングに扮するちょこさんを紹介する。
2010年に放送されたテレビアニメでありながら、いまだに多くのファンから支持されており、2025年7月からは約15年ぶりの新シリーズも放送中の「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」。同作はコスプレ界隈でも高い人気を誇る作品で、新シリーズの制作が発表されて以降、主要キャラクターのコスプレでイベントに参加するレイヤーは徐々に増加。
「ワンダーフェスティバル2025[夏]」や「世界コスプレサミット2025」「コミックマーケット106」といった、今夏に開催された多数のイベントにも「パンスト」レイヤーは大勢参加しており、そんな彼女たちを撮影しようと、各所に撮影のための長蛇の列ができていたのが印象的だった。
うのねいとさんは、パンティの気の強さを端的に表現するため、メークに注力したと話す。
「カートゥーンアニメ風のビジュアルが特徴的な作品なので、せっかくコスプレをするからには、メークも画風に寄せたいな…と思って。アニメや設定画と照らし合わせながら研究して、アイメーク強めで仕上げてみました」
ちょこさんは、ストッキングの特徴である独特の髪型の再現にこだわった。
「大好きな『パンスト』第2期の放送に合わせて、逆作画崩壊バージョンのストッキングのコスプレをしました。ストッキングといえば、ピンクと青の可愛いツートーンカラーの髪型が特徴なので、前髪の比率や見え具合などにこだわり、カット&ヘアセットをしました」
ネイルの色味も注目してほしいポイントだそうで、そちらをアピールするポーズでも写真撮影に応じてくれた。
「ネイルは青のキラキラジェルネイルをセルフで。全体のシルエットや細かいパーツまでこだわって用意しました。天使姉妹の併せは念願だったので、とても楽しかったです!」
取材・文:ソムタム田井
提供元:MANTANWEB