鬼頭明里：「怪獣8号 THE GAME」　キコルの血のつながらない姉　サガン演じる　強いだけじゃない！　ギャップを表現

配信日:2025/08/30 7:01

鬼頭明里：「怪獣8号 THE GAME」　キコルの血のつながらない姉　サガン演じる　強いだけじゃない！　ギャップを表現

　集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ＋」で連載された松本直也さんの人気マンガが原作のアニメ「怪獣8号」のスマートフォン、PC向けゲーム「怪獣8号 THE GAME」が8月31日から配信される（PC版は後日配信予定）。Akatsuki Games、TOHO、Production I.Gによるゲームで、コンセプトは、巨大な怪獣へ逆転の一撃をブチ抜く“ジャイアントキリングRPG”。ゲームのオリジナルキャラクターとして、四ノ宮キコルの“血のつながらない姉”の四ノ宮サガンが登場することも話題になっている。四ノ宮サガンを演じるのは人気声優の鬼頭明里さんだ。鬼頭さんに同ゲームやサガンについて聞いた。

　◇共通点はせっかち！？

　マンガ「怪獣8号」は、2020年7月から「少年ジャンプ＋」で連載を開始し、7月18日にで最終回を迎えた。怪獣が容赦なく日常を侵す怪獣大国・日本を舞台に、謎の生物に体を怪獣化された主人公・日比野カフカの活躍を描く。アニメ第1期が2024年4～6月に放送され、第2期がテレビ東京系ほかで毎週土曜23時に放送中、Xでも全世界リアルタイム配信中。

　四ノ宮サガンは、ゲームのオリジナルキャラクターということもあり、鬼頭さんが『怪獣８号』に出演するのは初めてだ。

　「主人公が怪獣になってしまい、人間の状態より強くなっているので、頼もしい存在ではあるのですが、いつ怪獣の力に飲み込まれてしまうか分からない。人間でありながら怪獣でもある、という未知の存在にスリルを感じます。私はカフカに親近感が湧きました。防衛隊のほかのみんなは鍛え抜かれた感じがするけど、カフカは元々、一度夢に破れた32歳のおじさんという設定で、ほかのみんなよりも一般人っぽくて、そこに親近感がわいています。一般人に近いキャラとして共感しながら見ていました」

　鬼頭さんが演じるサガンは、“怪獣次元門”の謎を追うために組織された次元怪獣対策部隊CLOZERのリーダー。四ノ宮家に養子として迎えられ、その後、渡米し、アメリカ防衛隊に入隊した。見るからに“強キャラ”だ。

　「キャラを見た時、りりしく、強そうですし、厳しかったり、少し怖い子なのかな？とも思ったのですが、収録を進めていく中で、意外と可愛いところや、抜けているところもあることが分かってきました。成長する伸び代があって、すごく真面目でいい子だなという印象があります。失敗しちゃうこともあるけど、それは真面目が故なんです。戦闘中はりりしく、頼もしいですが、仲間としゃべっている時は年相応なところも見えるので、ギャップをしっかり出していこうと意識しています。普段、仲間としゃべっている時の砕け具合は、どこまでやっていいんだろう？と思っていたのですが、『砕けちゃっていいですよ』と言っていただき、力の抜け感を楽しく演じました。愛らしいキャラクターになっていると思います」

　血のつながりはないものの、四ノ宮サガンと四ノ宮キコルとは姉妹である。

　「似ているところは強く意識していないのですが、家族としてのつながり、愛情を意識して演じているところがあります。ゲームのオリジナルストーリーで、サガンが出てくることで、キコルの新たな一面を見られるところもあります。マンガやアニメのファンの方にも楽しんでいただける内容になっていると思います」

　四ノ宮サガンは、意外な一面もあり、ギャップが魅力的なキャラクターのようだが、鬼頭さんとは共通点があるのだろうか？

　「せっかちな部分ですね（笑）。サガンは一人で先頭を突っ走ってしまうところもあって、気持ちが分からないでもないんです。みんなで遊びに出かけていても、私は一人ですたすた歩いちゃうこともありますし」

　◇これで映画を作れる！？

　ゲームの話題になると、鬼頭さんは「実はあんまり上手じゃなくて……」と明かす。

　「アクションもなのですが、レベル上げをサボっちゃうんです。レベルを上げないまま、ボスに挑んで、2時間くらいかけて倒したり。レベルを上げてから挑んだ方が、効率がよかったよな……となったり（笑）。難しいゲームはあんまりできないのですが、ゲーム自体は好きなので、ゲーム実況を見ることもあります」

　「怪獣8号 THE GAME」は、シンプルな操作ながら、逆転の爽快感を味わえるなど幅広い層が楽しめるようで、鬼頭さんも配信を楽しみにしているという。

　「映像に合わせて収録できたところもあったのですが、グラフィックがすごくキレイなんです。これで映画を作れるんじゃないかというくらいのクオリティーで、私も楽しみながら収録していました。ストーリーは、すでに『怪獣8号』を楽しんでいるファンのみなさんにとってもうれしい広げ方になっていると思います。『怪獣8号』を知らない人も楽しめるし、どの年代の人でもプレーできるようなので、たくさんの人に遊んでほしいです」

　鬼頭さんが演じる四ノ宮サガンはどんな活躍を見せてくれるのだろうか？　ぜひゲームをプレーしてみてほしい。

提供元：MANTANWEB