ソムタム田井のコスプレリポート:背中で魅せる「NIKKE」レイヤー メタリック塗装の巨大掃除機にこだわり
配信日:2025/07/19 19:55

コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
本稿では、ニコニコ動画の世界観をリアルに再現した大型イベント「ニコニコ超会議2025」で撮影、インタビューした、「勝利の女神:NIKKE」のソーダおよび、ブレッディに扮(ふん)するまきほさんを紹介する。
同作はコスプレ界隈でも非常に人気が高く、2022年11月のリリース以降、どのイベントに行っても必ずコスプレ参加者を見かけるくらい定番のタイトル。衣装そのものはもちろん特徴的な武器も用意して、作中のポーズを忠実に再現することにこだわるコスプレーヤーが多く、イベントでは「NIKKE」レイヤー同士で集まり、“併せ”を楽しんでいるグループを見かける機会も多い。
まきほさんは2日間開催された「ニコ超」に、両日とも「NIKKE」のコスプレで参加。そのうちの一着、ソーダのコスプレでは、キャラクターの特徴でもある巨大な掃除機を再現していて、こちらを用いた多彩なポーズで写真撮影に応じてくれた。
「こちらのコスプレでは、サイズ感にこだわったフル装備の武器の造形を見てほしいです。銃、掃除機ともにオーダーメイドで制作していただいたもので、メタリックな塗装がとても気に入っています。背中の掃除機はかなり大きくて、持ってくるのはたいへんでしたが、どうしても“背中で魅せるガンガール”になりたくて頑張りました!」
一方、ブレッディのコスプレでは、衣装の質感やフィット感にこだわりがあるそうで、そのなかでも特に自作で用意した帽子がお気に入りだという。
「衣装の袖の膨らみやスカートのパーツ、手にしたキャンディの造形など、細部まで作り込んで、コスプレの再現度を高めることにこだわりました。帽子はベレー帽ではなく、まあるいパン生地のようなデザインが特徴なので、納得のいく形に仕上げたくて手作りで用意しました。こちらの帽子を含め、可愛くむちむちしたシルエットの再現にもこだわったので、そうしたところもうまく表現できていたらうれしいです」
取材・文:ソムタム田井
提供元:MANTANWEB