薬屋のひとりごと:悠木碧&瀬戸麻沙美がLAに 子翠のラストシーン 「これ、毒です」裏話

配信日:2025/07/16 12:23

「Anime Expo 2025」で開催された「薬屋のひとりごと」のイベントの様子(c)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会】
「Anime Expo 2025」で開催された「薬屋のひとりごと」のイベントの様子(c)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会】

 小説投稿サイト「小説家になろう」から生まれた日向夏さんのライトノベルが原作のアニメ「薬屋のひとりごと」のイベントが7月4日、米ロサンゼルスで開催されたアニメコンベンション「Anime Expo 2025」内で行われ、猫猫役の悠木碧さん、子翠/楼蘭役の瀬戸麻沙美さんが登場した。収録の裏側を明かした。

 「Anime Expo」に初参戦となった悠木さんは「ずっとLAに来たいと思っていたので、ようやく来ることができてうれしいです! 北米にもこんなに『薬屋のひとりごと』を応援してくださっている人がいるのも本当にうれしいですし、みなさんの熱量もすごくて圧倒されています!」と興奮。第2期の最終回放送直後にイベントが開催され、悠木さんは「第2期は話したいことがたくさんあるエピソードばかり。皆さん、最終話はもう見ましたか? 朝からイベントに来ていたら、まだ見れていない人もいそうですね。おうちに帰ったらぜひとも見てください。素晴らしい最終話になっています」と話し、瀬戸さんは「ここまで薬屋を毎週見て、心を動かされた皆さんと今このタイミングで会えることが素晴らしく、幸せです」と喜んだ。

 第25話「猫猫と毛毛」の猫猫と子翠の出会いのシーンの生アフレコも行われ、悠木さんは「この状況での生アフレコの披露、すごく緊張します……!」と話すと、瀬戸さんは「碧さんが一緒なので安心したのと、一つセリフを入れるたびに皆さんがリアクションを取ってくれるので新鮮です」と語った。

 子翠のキャラクター作りが話題になると、瀬戸さんは「とにかくテンションを上げて!とディレクションがありました。ここまで見ていただいている皆さんなら分かると思いますが、楼蘭と子翠のギャップをつけたいという狙いがあったからです。とくに楼蘭を演じる時は、目的を完遂するための“意思”をにじませることを強く意識していました。子翠として演じる時は、目的のために動いている面はあるものの、猫猫と小蘭と過ごしているときは子翠の本音の部分や、この関係性、笑顔も嘘ではない、ということが伝わるように演じることを意識していました」と明かし、悠木さんは「瀬戸ちゃんとふたりで芝居しているときは、猫猫と子翠の間柄に自然となっていて、あまり意識をしたというよりはスッとこの空気感になっていた気がします。心地いい二人の距離感を作っていきました」と話した。

 第45話「蟇盆」で猫猫が子翠と呼ぶか楼蘭と呼ぶか迷うシーンの生アフレコも披露し、スタンディングオベーションが起こり、割れんばかりの拍手で会場を包んだ。瀬戸さんは「この日のアフレコは特にマイク前ではすごく集中していた記憶があります」、悠木さんは「このシーンに向けて、二人で何か細かく打ち合わせしたわけではなく、二人で通じあって、セリフに思いがすごく乗って、まさに役に取り込まれるような感覚でした」とコメント。瀬戸さんは「こういう大切なシーンは、役者の集中力が大切で、とてもいい環境でアフレコできました。アフレコ終わりは、碧さんが中心となって和やかに過ごしていました」と振り返った。

 子翠のラストシーンについて聞かれると、瀬戸さんは「最初から結末は分かっていて演じていました。コミックスをアフレコの参考にしながら読んでいたんですけど、最後の楼蘭の語りがすごいセリフ量があって。でもとても大切なシーンなので、アフレコの結構前から準備して挑みました」と話した。悠木さんは「第41話の『狐の里』のアフレコで、『今日デート回だね!』って瀬戸ちゃんに言ったら、『最後のデートですね』って返事がきて……!」と話すと、瀬戸さんは「子翠としてはこの後の結末に向けての覚悟も決まっていたので、一足先にナーバスになってました……」説明。悠木さんは「猫猫からすると、新しい里に来て、文化などに興味津々なんだけど、子翠からすると全然違った見え方をしていたりもするんです。そんなヒントになるようなシーンがたくさんあるので、ぜひもう一度見直してほしいです」と呼びかけた。

 第6話「園遊会」での毒見シーンの猫猫の名ゼリフ「これ、毒です」も生披露。悠木さんは「このシーンはプロジェクトPV、本編でかなりディレクションも演じ方も違っているのでぜひ聞き比べてみてほしいです。今は、ものすごく自分に猫猫がなじんできたので、このシーンを見るとこの毒スープおいしいのかな……なんて思ってしまったりもします」と語った。

 イベント用に描き下ろした猫猫と子翠のスペシャルビジュアルも公開。瀬戸さんは「子翠から抱きつきにいってるけど、猫猫も悪くないって思ってる感じが可愛いですよね」と話し、悠木さんは「この猫猫の表情を日本語では“まんざらでもない”って言います(笑)」と笑いを誘った。

 最後に、瀬戸さんは「今日は会いに来てくれてありがとうございます。皆さんの熱量を肌で感じました。薬屋の話をしているときの皆さんのリアクションが本当にうれしかったです。続編が決まったとのことなので、引き続き愛して応援してくれたらうれしいです」、悠木さんは「今日は瀬戸ちゃんと一緒にロサンゼルスの皆さんにお会いできて本当にうれしかったです。皆さんの熱量が高く、ビシビシと伝わってきてとってもうれしいです。今回は一緒に来れなくて本当に悔しがっていた壬氏も、皆さんの反応に喜んでいると思います(笑)。続編があるということで、またいつか『薬屋』のお話を皆さんとできたらうれしいです。その時はまたあたかかく迎え入れていただけるとうれしいです!」と呼びかけた。

 「薬屋のひとりごと」は、ライトノベルがヒーロー文庫(イマジカインフォス)から刊行されており、コミカライズも人気を集めている。原作のシリーズ累計発行部数は4000万部以上。舞台は、とある大陸の華やかな後宮で、毒見役の少女・猫猫が、美形の後宮管理者・壬氏と共に陰謀やウワサのひしめく後宮で起きる事件に巻き込まれていくことになる。

 テレビアニメ第1期が日本テレビ系で2023年10月~2024年3月に放送された。第2期が日本テレビ系のアニメ枠「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」で1月10日に放送を開始し、7月4日の放送で最終回を迎えた。続編の制作も発表されている。

提供元:MANTANWEB

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