ソムタム田井のコスプレリポート:「ダンダダン」モモ&アイラ アイメークで力強い目元を再現
配信日:2025/07/05 19:55

コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
本稿では、世界最大規模のアニメイベント「AnimeJapan 2025」で撮影、インタビューした、「ダンダダン」の綾瀬桃に扮(ふん)する猫宮さきさんと、白鳥愛羅に扮するくろうさぎさんを紹介する。
7月にテレビアニメの第2期がスタートした「ダンダダン」は、コスプレ界隈でも人気の高い作品の一つ。第1期を放送していた2024年10~12月頃から、同作のキャラクターに扮するコスプレーヤーは徐々に増え、「コミックマーケット」や「ワンダーフェスティバル」「ニコニコ超会議」といったイベントにも「ダンダダン」レイヤーは大勢参加。
その中には主人公サイドのキャラクターだけでなく、妖怪や宇宙人のコスプレで参加するレイヤーもちらほらいて、同作のキャラ同士で集まり、“併せ”を楽しむグループの姿も目にする機会は多い。
綾瀬桃のコスプレで“併せ”を楽しんでいた猫宮さきさんは、キャラクターの特徴である力強い目元の再現に注力したという。
「こだわったポイントはメークです。モモは眉毛と目のインパクトが強く、キリッとしている印象があるので、眉毛はつりめで短く、アイシャドウは上下の濃淡バランスを意識することで特徴を再現しました。つけまつげも束感のあるものも使用することで、目元にインパクトを出せたと思うんですけどいかがでしょう?」
一方のくろうさぎさんは、髪の跳ね具合も含め、白鳥愛羅の独特のヘアスタイルを再現することにこだわったと話す。
「アイラは髪型が特徴的なキャラなので、ウイッグを作成する際は原作コミックと見比べながら、できるだけ雰囲気を近づけるようにがんばりました。360度どこから撮ってもらっても、ふわっとした質感を表現できるように仕上げたつもりです」
取材・文:ソムタム田井
提供元:MANTANWEB