タコピーの原罪:アニメ化できるの!? 上田麗奈、小原好美、永瀬アンナ「感動」「興奮」
配信日:2025/05/20 21:55

集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+(プラス)」で連載されたタイザン5(ファイブ)さんのマンガが原作のアニメ「タコピーの原罪」の先行上映会、トークショーが5月20日、グランドシネマサンシャイン 池袋(東京都豊島区)で開催され、しずか役の上田麗奈さん、まりな役の小原好美さん、東役の永瀬アンナさんが登場した。原作は、いじめや親との問題など小学生の無情な現実が描かれたことも話題になったこともあり、声優陣は「アニメ化できるの!?」と語った。
小原さんは「一言で『面白かった』『衝撃的だった』とはまとめられない複雑なストーリーで、アニメ化できるの?とも思っていました。(アニメを)見ていて、違和感がある。タコピーはすごくポジティブでカラフルだけど、しずかやまりなはカラフルな世界じゃない。目を覆いたくなるシーンもポップな音楽が流れます」とアニメの魅力を語った。
小原さんが語る“違和感”がアニメの魅力にもなっているようで、上田さんは「ギャップがあって、丁寧に作り上げられた作品。特に光と影の描き方にそれを感じました。キレイなところはとことんキレイ、汚いところはとことん汚い。それぞれに意味が込められています。光と影にドキッとして、興奮したり、感動したりしました」とうなずいた。
原作のファンだったという永瀬さんは「アニメにできるの?という不安もあったのですが、感動しました。第1話を見て、登場人物の心の動きにすれ違いがあって、ちぐはぐな感じが引き立っています。でも、心を引かれる作品になっています」と話した。
上映会では本PVも公開され、上田さんは「収録も終えた今となっては、涙腺に響くようなセリフもありました。この先の展開を知らない方にとっては、どういう状況でこのセリフが紡がれているか分からないかもしれません。何だろう?と思いながら、ぜひ最後まで見ていただきたいです」と呼びかけた。
「タコピーの原罪」は、タイザン5さんの連載デビュー作で、2021年12月~2022年3月に「少年ジャンプ+」で連載され、短期連載ながら同時期に連載していた作品の中で最高閲覧数を記録するなど人気を集めた。地球にやって来たハッピー星人・タコピーが、笑わない少女しずかと出会い、しずかの笑顔を取り戻すため不思議な力を持つハッピー道具で奔走する……というストーリー。「このマンガがすごい!2023」オトコ編の3位に選ばれ、コミックスは全2巻ながら、累計発行部数が140万部を突破した。
アニメは飯野慎也さんが監督を務め、ENISHIYAが制作する。6月28日から毎週土曜にNetflix、Prime Video、ABEMA、U-NEXTほかで同時配信される。全6話。
提供元:MANTANWEB