久川綾:声優を目指したきっかけ「宇宙戦艦ヤマト」 初の舞台あいさつで「夢のよう」
配信日:2025/04/12 13:09

人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」のリメークシリーズの最新作「ヤマトよ永遠に REBEL3199」の第三章「群青のアステロイド」の上映記念舞台あいさつが4月12日、丸の内ピカデリー(東京都千代田区)で開催され、新見薫役の久川綾さんが登場した。久川さんは、2012年に展開が始まったリメークシリーズの第1作「宇宙戦艦ヤマト2199」から新見薫役として出演しているが、「宇宙戦艦ヤマト」の舞台あいさつに登壇するのは初めて。
久川さんにとって「宇宙戦艦ヤマト」は、声優を目指すきっかけになった作品だったといい「うれしいです。子供の時に見て、エンドクレジットに、『協力・青二プロダクション』と書いてあったので、青二塾(養成所)に入ったらいいんだ!となった。『ヤマト』がなければ、(声優に)なっていません。(真田志郎役の)青野武さんに『あの時のあのセリフで声優を目指しました!』と言ったこともあるんです」と熱弁。リメークシリーズに出演することになった喜びを「あの宇宙戦艦ヤマト? びっくりです。感無量を追い越しています。小学生の自分に教えてあげたい」と語った。
舞台あいさつには、サーシャ役の潘めぐみさん、土門竜介役の畠中祐さん、揚羽武役の上村祐翔さん、総監督を務める福井晴敏さんも登壇。潘めぐみさんは、1980年に公開された劇場版アニメ第3作「ヤマトよ永遠に」で人気キャラクターのサーシャを演じた潘恵子さんの娘で、母からサーシャ役を引き継いだことも話題になっている。
久川さんと潘恵子さんは「美少女戦士セーラームーン」などでも共演経験があり、「子供の頃、『永遠に』の潘恵子さん、サーシャのセリフを一生懸命練習していたんです。潘恵子さんにもすごくお世話になり、めぐちゃんがサーシャをやっている! すごいです!」と話し、「ここに立っていることが夢のよう。めぐちゃん、サーシャと関われることが本当に幸せです」と笑顔で語った。
「ヤマトよ永遠に REBEL3199」は、1980年に公開された劇場版第3作「ヤマトよ永遠に」を原作に新解釈を加え、再構成する。福井さんが総監督を務め、シリーズ構成、脚本も担当。福井さんは、リメークシリーズの「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち」でシリーズ構成、脚本を担当しており、最新作では総監督も務めることになった。ヤマトナオミチさんが監督を務める。全七章で、 第四章「水色の乙女(サーシャ)」が10月10日から上映される。
「宇宙戦艦ヤマト」は1974年にテレビアニメ第1作が放送され、「宇宙戦艦ヤマト2」「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」なども制作されてきた。第1作をリメークした「宇宙戦艦ヤマト2199」が2012~14年、「2199」の続編「2202」が2017~19年に劇場上映、テレビ放送された。全2章の「2205」が2021、22年に劇場上映された。
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