ソムタム田井のコスプレリポート:「DEATH NOTE」“ミサミサ”コスプレ 地毛で再現した髪形にこだわり
配信日:2025/03/15 21:01

コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
本稿で紹介するのは、2024年10月25~27日に東京・池袋の東口エリアで開催された「池袋ハロウィンコスプレフェス2024(池ハロ2024)」で見つけた、「DEATH NOTE」の“ミサミサ”こと、弥海砂(あまねミサ)に扮(ふん)する月城せいにゃんさんと、希林まおはさん。
月城せいにゃんさんは“特徴的な髪形を忠実に再現すること”を意識したそうだが、現状の形に落ち着くまでには試行錯誤したという。
「9年ぶりに大好きなミサミサのコスプレをしてみました。こだわったポイントは、地毛で再現した髪形です。最初はウイッグで特徴的なハーフツインテールを作ろうとしたのですが、色味と髪質がどうもしっくりこなくて……。こうなったら地毛で再現するしかない!と思い、6時間半と6万円をかけて、肌なじみの良いくすみ系の金髪にしてきました」
アニメや原作コミック、さらにはフィギュアなど、コスプレの参考元になるコンテンツが多い作品の場合、何を参考にするかで装飾の色味や造形は微妙に違ってくる。せいにゃんさんはテレビアニメ版のビジュアルを参考に、メークや衣装の色味を調整したと話す。
「メークやカラコンの色味、衣装&小物の造形は、アニメ版のミサが初めてライト(夜神月)の家に行ったときのビジュアルを参考にしています。ネイルも数時間かけて、ミサミサの雰囲気に合うように自分で作成しました。これらに加えてポーズや表情も、アニメやマンガを何度も見返して忠実に再現したつもりなので、注目してもらえるとうれしいです。今回はめちゃくちゃ頑張ったので、コメントが長くなってしまってスミマセン!」
一方の希林まおはさんは、細かい装飾や小道具の造形にこだわったという。
「衣装そのものは既製品なんですけど、ソックスなどの小物は個別で探して。イメージに近いものをそろえて、こちらの形に仕上げました」
取材・文:ソムタム田井
提供元:MANTANWEB