勇者のクズ:インディーズ大作がテレビアニメ化 クズの勇者と弟子の異能アクション OLM制作
配信日:2025/03/15 18:00

「第1回カクヨムweb小説コンテスト」現代アクション部門で大賞を受賞したロケット商会さんの小説「勇者のクズ」がテレビアニメ化され、日本テレビ系で放送されることが分かった。同作は、ナカシマ723さんによるコミカライズが個人制作・流通にもかかわらず累計5万部以上を売り上げ、「次にくるマンガ大賞」に2年連続でノミネートされたインディーズ大作。アニメは、「ポケットモンスター」「薬屋のひとりごと」などのOLMが制作する。キャラクターが描かれたティザービジュアル、特報が公開された。
「勇者のクズ」は、エーテル(魔力)強化手術で“魔王”となったマフィアたちに支配され、薬剤でエーテル能力を強化し魔王に対抗する勇者が賞金稼ぎとなり、「勇者なんて、最低のクズがやる商売だ」と言われる21世紀半ばの東京の裏社会が舞台。フリーランスの勇者“死神”ヤシロと勇者見習いの女子高生・城ヶ峰という、クズの師匠と自称弟子が事件に巻き込まれていく……という現代異能アクション。コミカライズのコミックス最新7巻が3月21日に発売される。
ロケット商会さんは「私はラーメンが好きなので、この喜びをラーメンでたとえます。携わっていただいておりますスタッフの方の熱意、素晴らしい仕事の数々は、透き通っていながら豊潤なハマグリ出汁(だし)のスープと、繊細でありながらコシの強い細麺のごとき調和を思わせるもので、激しい期待を禁じ得ません。これもひとえに読者の皆様のご支援あってのことですので、ともに味わう日を楽しみにしております」とコメント。
ナカシマ723さんは「銀河の果てまでのすべての人に、ヤシロと城ヶ峰たちのことを知ってもらいたい気持ちでマンガを描いてきました。読者の方々、そして『製作委員会のクズ』のみなさま、『勇者のクズ』を見つけていただき、まことにありがとうございます!」と話している。
提供元:MANTANWEB