旅行してみたい!地方が魅力的に描かれている漫画5選
更新日:2016/10/24 10:00
どこかに旅行したいと考えているあなた、行き先は決まりましたか?
まだ決まっていないという人のために、日本のさまざまな地方が描かれたマンガをご紹介します。マンガでその土地の魅力を知っておけば、旅行がもっと楽しくなるはず!
農業高校でおりなす青春ストーリー(北海道)
札幌の進学校出身でありながら、大自然に囲まれた大蝦夷農業高校に入学した八軒勇吾の青春を描く「銀の匙」
(荒川弘/小学館)
。
クラスメイトたちが大きな夢を描く中、とくに目標もなく「寮があるから」という理由だけで入学した彼が成長していく姿が見所です。
都会に住む人には想像できないほどスケールの大きい北海道の大自然を感じられるだけでなく、日本の食生活を支える北海道の農業のまめ知識がたっぷり詰まっており、読むとかなり勉強になります。
これを読んで北海道の牧場を訪ねてみるのもいいかもしれません。
地元ネタがチラホラ…田舎の村役場の物語(岡山)
大学を卒業し、地元の村役場に就職した主人公・春野銀一郎の奮闘を描く「雨無村役場産業課兼観光係」 (岩本ナオ/小学館) 。
登場する若者は、給食センターで働くメグとコンビニで働く澄緒と銀一郎の、なんと3人だけ。リアルな田舎の描写と、時折ドラマチックに描かれる美しい風景、東京への未練を少しだけ感じながら、村のために奮闘する銀一郎の姿が不思議な感動を生む作品。
舞台は「山岡県雨無村」。岡山県とはっきり描かれているわけではありませんが、方言や地元の名菓、風景から、作者の出身地である岡山県が舞台になっていると考えられています。
あなたも妖怪に会えるかも? 少年・夏目の非日常な妖怪奇談(熊本)
強い妖力を持っていた祖母・レイコの能力を引き継ぎ、妖怪が見えるという少年・夏目の物語「夏目友人帳」 (緑川ゆき/白泉社) 。
祖母の遺品である「友人帳」を巡り、さまざまな妖怪と関わることになります。ときに恐ろしく、ときにチャーミングな妖怪たちとのふれあい、壮大なストーリーが見所です。
舞台は熊本県と明記されているわけではありませんが、この作品がアニメ化される際に作者の出身地である熊本県の風景が使われており、熊本県の人吉市とコラボレーションもしています。
写真女子が写し出す、優しくゆるやかな風景(広島)
写真が大好きな女子高生沢渡楓と仲のいい友だち、温かい町の人たちの交流を描く「たまゆら」 (佐藤順一、momo/マッグガーデン) 。
「たまゆら」とは、幸せで優しい写真に時折映り込む光のこと。このマンガ自体が優しく穏やかで、「たまゆら」が漂っていそうな雰囲気を醸し出しています。
舞台は広島県の竹原市。美しい瀬戸内海の景色や、歴史ある街並が魅力的に描かれており、実際に出かけて写真をたくさん撮りたくなります!
異国情緒と潮風の漂うジャズマンガ(長崎)
横須賀から父の転勤で地方の高校に転校してきた男子高校生・西見薫のジャズへの情熱と淡い恋を描く青春ストーリー「坂道のアポロン」
(小玉ユキ/小学館)
。
窮屈でしかなかった薫の学校生活が、ドラムを叩く不良少年・千太郎との出会いにより少しずつ変わっていきます。
舞台は明記されていませんが、登場人物の方言や描かれる風景から長崎県の佐世保であると考えられています。坂道の多い独特の街並や教会、美しい海などに注目してみてください。
行きたい場所は見つかりましたか? 何も知らずに行くのと、マンガで少し予習してから行くのでは楽しみも変わりそうですね。
魅力たっぷりの地方をぜひ旅してきてください!
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作者
冥道聡子
編集プロダクション、占い系出版社勤務を経てフリーランスの編集ライターに。リブラ編集室のメンバーとして活動中。占いのほか、女性向けや子供向けの書籍・雑誌の制作に携わっています。不思議な話や怖い話が好きで、日々ネタを収集中。趣味でロードバイクに乗り始め、自転車系の記事も書いています。記事タグ
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