みんなが選ぶ野球漫画ランキング!エースはどの作品?
更新日:2017/03/24 10:00
まずはユーザー投票結果のランキングから。そしてみなさまからいただいたアンケート結果をもとに、作中の名プレーヤーに注目して熱い野球漫画をご紹介していきます。
ひとくちに野球漫画といっても、スポ根から恋愛を絡めたものまで、本当に幅が広いですよね。スポーツが大好きな方はもちろん、有名チームの名前くらいしか知らない、という方もこの機会に好みの野球漫画を探してみてください。
ユーザー投票で決まった!野球漫画ランキング
2016年11月11日~15日の5日間、めちゃコミックユーザーを対象に行ったアンケートで決まったランキングをご紹介します。
4位 意地がぶつかり合う人間ドラマ「バッテリー」
国分寺南高校でバッテリーを組んでいた海部一樹と武藤洋介はプロ入りを希望するのですが、指名順の意地やプライドなど一筋縄ではいかず、弱小チームの小倉メッツと在京強豪チームの東京イーグルスという別々のチームに入りライバルとなります。
開幕一軍で活躍する海部に対し、層が厚いゆえに出番のない武藤。対照的なふたりの描き方は、「バッテリー」 (かわぐちかいじ/小学館) の特色です。
優勝経験のない小倉メッツを、自分の力で優勝させるという夢を持つ海部は開幕一軍で順調に勝ちを重ねて行きます。
そんな海部を見て、二軍でモヤモヤが溜まっていた武藤ですが、海部対策として打席に立つことが許されました。一軍登録さえ海部のおかげ、とも読める展開に、武藤はプライドをかけて打席に向かいます。
ユーザーの声
- 「話の中身もいいし、主人公がイケメン!」
- 「どの作品もキャラの個性が強くて好きです!」
3位 不良×野球「ROOKIES」
野球漫画と並ぶ定番・不良漫画の要素をミックスしているのがこの「ROOKIES」 (森田まさのり・スタジオヒットマン/集英社) です。
トラブルがあり、すっかり不良の巣窟になってしまっている野球部。教師たちも見限っていて、何か理由を付けて彼らを退学に追い込もうとしています。そんな二子玉川学園高校にやってきたのが熱血過ぎる教師、川藤幸一でした。
川藤を軸に、無目的ゆえに青春を迷走している不良たちが目覚めていく様子は気持ちがよいものです。
かつて川藤が勤めていて、そして暴力事件で去ることになった神田川高校に乗り込んだ、川藤が教えることになった野球部のメンバー・安仁屋。そこで自分が反発している川藤が、どれだけ好かれていたかを思い知ることになるシーンです。しかも、このセリフをいうのは暴力事件を起こした相手なのです!
ユーザーの声
- 「ドラマが大好きで、原作漫画も全部読みました。人として大切なものに気付かせてくれる素敵な作品なので選びました。」
- 「頭はいいのに力でモノを終わらせる。パッと見ヤンキーだけど素直で、やれば出来るけどやらない。高校生に、ありがちな話で共感できるから好きです。」
2位 野球人の半生を描く大作「MAJOR」
多くの野球漫画が、甲子園であったり、プロリーグであったり、特定の舞台での話を中心に展開しているのに対して、この「MAJOR」 (満田拓也/小学館) は主人公、茂野吾郎の幼稚園時代から中年になるまでの半生を綴っている物語です。
その野球にかけるひたむきな人生は、実際のプロ野球選手にもファンがいるほどの名作です。
いわゆるリトルリーグ編と呼ばれているパートの、三船リトルの復活を賭けた試合より。全部自分で背負おうとする吾郎を母(継母)にたしなめられる場面です。
周囲の大人や仲間のこうした力もあって、一流の野球選手に成長していくのですね。
ユーザーの声
- 「父親と息子の絆+苦難に負けない強い気持ちに感動しました。」
- 「小さい頃からのドラマや人間関係が面白いです。」
1位 一歩先を行く野球漫画「ダイヤのA」
まもなく廃校となる赤城中学で野球部を引っ張ってきた主人公の沢村栄純は、仲間とともに野球を続け甲子園を目指そうと考えていました。しかし東京の強豪校、青道高校のスカウトが現れたことで、話は田舎の弱小部が上を目指すものから、沢村が強豪校のマンモス部でエースへと駆け上がる物語へと展開します。
「ダイヤのA」 (寺嶋裕二/講談社) はスポーツものの原点である、ひたむきに頂点を目指すことを描いている作品です。
熱くなるシーンというのは、それまで積み上げてきた結果がものを言う場合が多いのですが、これは沢村がまだ入学する前のシーンです。
売り言葉に買い言葉、沢村自身が言ったセリフがキーとなり、御幸一也とバッテリーを急遽組むことになります。
ユーザーの声
- 「絵もキレイでクスって笑えたりドキドキしたり泣いたり凄く楽しめます。嫌いなキャラクターがいない野球漫画!!」
- 「ダイヤのAはテレビでぼ~っと見てて最後にくぎづけに。次回が待ち遠しかった」
あなたのお気に入りは、ランクインしていましたか?
もっと読みたいあなたは、【特集】熱血!野球マンガ!!をチェックしてみてください★
野球×恋愛も面白い!
野球漫画に多い舞台が甲子園。となれば、恋愛が絡んだ作品もよいものです。
とはいえ、ただでさえ忙しい高校生で、さらに野球部とあれば練習づけの日々。それゆえ学生らしい、とてもピュアなシーンも多く、さわやかな気持ちになれます!
応援する女の子目線の野球漫画「青空エール」
「青空エール」 (河原和音/集英社) は内気でいつも足下ばかり見てしまう主人公の小野つばさが、高校球児のクラスメイト山田大介を吹奏楽部で応援することを目標に頑張って行く姿を描いている少女漫画です。
頑張っている人を応援したいという純粋な動機と、内気な自分の殻を破って前に進んでいくところがとても心地よい作品です。
筆者おすすめの内野手!
漫画作品の魅力がなにか、という質問は人それぞれの答えがありそうですが、キャラクターであるという意見は常によく聞くところです。
ここでは内野手のキャラクターにスポットを当てて、その魅力をご紹介します。
新屋敷章(逆境ナイン)
主人公の不屈闘志がひたすら逆境で悶絶する姿が印象的な「逆境ナイン」 (島本和彦/小学館) ですが、周囲にも面白キャラクターがたくさん配置されています。
ショートの新屋敷は、メンタルがめっぽう弱く、振られるとすぐにプレー不能なほど落ち込むというキャラクターです。
病気があったり、故障を抱えていたりという野球漫画はありますが、これはこれで作風にあった潔い漫画的キャラクターですね。
高岡正規(弟キャッチャー俺ピッチャーで!)
「弟キャッチャー俺ピッチャーで!」 (兎中信志/講談社) の主人公・投間一矢が入部することになる枚鷹高校野球部の主将です。
まじめな性格で、高打率の4番というのもポイントですが、なによりマネージャーの真宮ソナに好意を持っているのに、ふらっと現れた投間においしいところを持って行かれてしまうあたりが、応援せずにはいられません。
筆者おすすめの外野手!
ピッチャーやキャッチャー、そして内野手に比べると、マウンドに集まることもなくやや出番の少ないのが外野手です。しかし試合だけが野球漫画ではありません。おすすめ外野手をご紹介します。
大宮剛士(ラストイニング)
旧姓児島。「ラストイニング」 (中原裕、神尾龍/小学館) の大宮剛士は、親の借金のせいで、学校にまで借金取りが来たことで高校野球を続けられなくなってしまった球児です。
しかし草野球をしていたことで、監督の鳩ヶ谷に見いだされて、ふたたび野球をするためにOB会の大宮家の養子になることにします。
たとえ親と縁を切って養子になろうとも野球をしたい、という強い覚悟には心を揺さぶられます。
村下 夕子(名門!第三野球部)
リトルリーグならずとも、女の子が弱小チームのメンバーとして加わるというのは、野球漫画で見かけることもある設定です。
しかしそれは一時的であることも多いのですが、「名門!第三野球部」 (むつ利之/講談社) では違いました。本気です。
最初の対一軍戦だけという枠ではありますが、主人公のあすなろたちとともに特訓に励み、試合で根性を見せる姿には心打たれます。
この記事をSNSで共有する
作者
松浦迅徹
小学校のクラブ活動になぜか漫研があり、小学四年生にして漫研デビューをしたライターです。また中学から高校までは、これまたなぜか学校のクラブにアニ研があった関係で――、という具合にこれまでマンガ・アニメ・ゲームを堪能して参りました。現在はゲームのシナリオライターなどもしております。どうぞよろしくお付き合いください。記事タグ
この記事で紹介された作品
copyright(C)2016-2024 アムタス > 利用規約
サイト内の文章、画像などの著作物は株式会社アムタスあるいは原著作権者に属します。文章・画像などの複製、無断転載を禁止します。
- めちゃコミック
- おすすめ無料漫画コーナー
- めちゃマガ
- みんなが選ぶ野球漫画ランキング!エースはどの作品?