蜜の島

あらすじ

日本ではない日本。昭和二十二年、「戦争」はまだ終わっていなかった。「歴史」と闘わなければ、俺たちは生きて帰れない。敗戦後の混乱期、ねじれた時空と究極の恐怖を描く! 東京にいる妻子を、妻の故郷の島まで送り届けてほしい。復員兵の南雲(なぐも)は戦友の遺児ミツを連れ、南へ向かう。目指す石津島は、存在するはずのない幻の島だった。人類最古の謎に挑む、壮大なるサバイバルミステリー!

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みんなのレビュー

  1. 評価:4.000 4.0

    漫画の緻密さ

    ストーリーが本格的に動き出すまでにやや時間がかかるが、それもこの漫画の計算にきちんと組み込まれている気がした。
    世界観も物語も、実に緻密に組み立てられており、静かだが、非常にスリリングで、サスペンスフルである。
    また、島の描写も、極めて丁寧で美しい。
    「設定ありき」で、作品の全貌が決まらない中で見切り発車し、挙げ句に迷走する、というような漫画が多々ある中、この緻密さは称賛に値する。

    主人公は魅力に乏しい反面、瀬里沢の冷徹な強さは、際立ってカッコいい。

    by roka
    • 10
  2. 評価:5.000 5.0

    面白い

    一言作者は「聡明な方」という印象を持てる作品でした。
    私は分野問わず約3000冊程の小説等の本を持っており、今でも週1で図書館へ通うぐらい本が大好きです。勿論漫画も読みます。
    この作品は小説としても読んでみたいな、と思えました。難しいと仰有ってる方もいますが、一貫性のあるストーリーで最後にちゃんと転結があるので、最後まで読んでみて欲しいと思います。

    by 匿名希望
    • 5
  3. 評価:4.000 4.0

    飛ばし読みしてしまった

    ネタバレ レビューを表示する

    無料15話を読み…
    レビューの低評価を参考に…
    52話からの「真相」という
    分かりやすい締めに誘われ…

    ごめんなさい。飛ばし読み。
    個人的に 正解というか、
    それでも満足でした。


    タイトル通り「真相」でした。
    無料話内での事件も謎とかれ、
    なぜ事件が起きたのか、
    島の風習も明らかになりました。
    んー、そうだったんだ。

    1つ、オチがあり。
    島に近づきすぎた故に
    島外の思想を持ち込み、
    犯罪に手を染める者。その末路。

    番外編?の 最後2話。
    本編とは全く無関係です。
    戦後の日本が舞台。
    主人公セリザワの台詞は、
    凄く心に刺さりました。
    真理をついている。
    日本のお役人よ、見習え。
    星1つ追加。

    by 匿名希望
    • 3
  4. 評価:3.000 3.0

    不気味な島

    ネタバレ レビューを表示する

    ちょっと理解し難い内容でした。
    最初は、島の人達は素朴で健康的な生活を送ってそうに見えてたけど、人が殺されてからは何かやっぱり違う!って思いましたねー。こっそり殺○奇がいるのか?不気味な島だなーと・・・読み続けたら
    違った。
    結局は殺しではなかった・・・イヤ、でも人が死んでるし。って何だかモヤモヤした気分になりました。
    結論では「心がないから。」って難しい事を言ってたけど、島の人達は感情がなかったってことになるのかな?他人の痛みや苦しみや喜びなどを感じなかった。そんな感情を知らなかったってこと?本能だけ?

    あーやっぱり考えても難しい内容です。
    原始時代とか自然と共に人間も本能のままに生きてただろうから、「心や感情=本能」だったのかなーって思いました。

    • 2
  5. 評価:5.000 5.0

    好みが分かれますね。

    かなり好みは分かれると思います。
    私個人としては、面白かったです。

    今までと違う世界に飛び込むことは、勇気のいることだけれどいよいよ命の危機!って場面においてもそれまでの世界を捨てない、というか、新しい生き方を認めない。
    明治維新後のお武家サマなんかもこうだったのかなぁ〜?因習って、怖い。それとも、ただの不器用さんなのかしら?
    いざという時に自分は一歩踏み出せるんだろうか…。けっこう真剣に考えながら読みました。

    主人公が、主人公なの⁈ってくらい影が薄くびっくりします。サブキャラのセリザワ氏のほうが、理知的で芯がしっかりしつつ情にも厚い、イイ男です。

    • 0

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