羊の木
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あらすじ
ギャグ漫画の巨匠2人が奏でる「不安」「願望」そして「笑い」の先にある物語! ――とある日本の地方都市が、犯罪を犯し刑期を終えた元受刑者を地方都市へ移住させる政府の極秘プロジェクトの試行都市となる。市長は一般市民には何も知らせずに元受刑者の過去を隠し転入させるというこの更生促進事業を受け入れた。移住するのは、凶悪犯罪を犯した11人の元受刑者。はたして、このプロジェクトの行方は!? 貴方の隣人が凶悪犯罪を犯した元受刑者だったら。罪償いし者達と罪未だ犯さざる者達の輪舞! ここに開幕!
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みんなのレビュー
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異常なほど独特
正直、星を五個つけている他の漫画ほど気に入ったわけではないし、人に薦めようとも思わない。
しかし、あまりに独特な作品の空気に、半ば強引に引っ張られてしまった。
元受刑者たちのキャラクター造形の巧みさ。
現実にいたらどう考えても一緒にいたくない人間さえ、何となく許せたり、可愛らしく見えたりしてしまうところに、フィクションとしての力量を感じた。
「本音と建前」を描いた漫画なのだという。
そういう側面は確かにあるが、個人的には、読者に対してとても挑戦的な、悪く言えば、意地の悪い作品だと思った。
だって、考えざるを得ない。
元受刑者たちが来るのが、自分の町だったら、と。
「嫌だよ、勘弁してくれよ」という自己保身のエゴと、「生き方によっては許されるべき過ちもあるのではないか、必死で真っ当に生きようとする人間すら拒絶するのか」という倫理の間で、揺れる。
登場人物が、ではない。
読者が、だ。
登場人物は、そんなにマジで葛藤していない。
だってこれはギャグ漫画なのだ。
よりにもよってギャグ漫画が、読者の良心や倫理観を試そうとする。
そんなのありか。
そして、ギャグ漫画でありながら、「何かとんでもないことが起きるんじゃないか」という不穏な空気が、ずっとある。
暴力や破綻への嫌な予感が、静かな不安感が、絶えずある。
繰り返し、よりにもよって、ギャグ漫画の中で。
私は笑いながら、怯えていた。
いやほんと、何なんだ、これは。by roka- 14
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4.0
深い
映画になりましたよね??気になっていたストーリーがどのようなものかと読ませてもらいました。受刑者の出所後の居場所を作る…極秘で始まる作戦。多様な犯罪者を人としてみとめ、受け止め、受け入れをスタートさせる。実際に、もしも身近でこのようなプロジェクトが進んでいたら…個人的には酷く憤りを感じると思います。難しいテーマの作品ですが、絵柄にリアリティーがないせいか?読むにはシリアスになりすぎませんでした。
by have to- 2
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4.0
おもしろい!
最近映画化されたと聞いて、ここで見つけた時嬉しかったです。
11人もの受刑者を極秘で同じ市に受け入れる事にした市長、取り巻く人達、受刑者もみんなキャラが立ってるというか。
受刑者1人ずつ紹介もなんだか面白く読めてしまいました。月末さんの言動を見てるととても胃が痛くなるくらい感情移入しました。絵はギャグマンガのようだけどこれが不思議としっくりきます。by ちびのの- 2
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4.0
錦戸亮くん主演
映画化されて、その話題から無料分読んだのですが、はっきり言って絵が苦手。
どれが錦戸亮くん?!と思いながら。
でも、内容はかなり独特の世界観で、あり得ない設定なんだけど、犯罪を犯した人のその後の人生、周りがどう関わるのか?など、考えさせられる内容でした。
何度も言いますが、絵が苦手。
なのに、先が気になって、ついつい課金して読んでしまいました。by プロペラ- 2
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2.0
うーん…
元犯罪者の受け入れをする市…というなにか起こりそうな設定の不気味さに惹かれて無料分だけ読んでみましたが、特に猟奇的な事件が起こる風でもないようで、絵柄ストーリー共にいかにも青年誌って感じで女の私には少し合わなかったです。
でも一部の、事情を知って受け入れをする人々の心理はとても理解出来ました。腫れ物のように扱ってしまうのもわかるし、ちょっとした発言でビクビクするのも仕方ない。by sakatasakata- 1
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5.0