3.0
ソーニャらしい歪みっぷり
…なるほど鳥かごの中だけど、それはそれで2人の間でちゃんと成立してるし、いい歪みっぷりだな…と思える作品。
ヒーロー恐ッって思ってしまったけど、イケメンだから許されるというか、納得してしまうというか。
挿絵が幼すぎて、内容に合ってなかった気がするのが、残念💦
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…なるほど鳥かごの中だけど、それはそれで2人の間でちゃんと成立してるし、いい歪みっぷりだな…と思える作品。
ヒーロー恐ッって思ってしまったけど、イケメンだから許されるというか、納得してしまうというか。
挿絵が幼すぎて、内容に合ってなかった気がするのが、残念💦
親も友達もいなくていい、主人公は男に洗脳されて世界を狭められて何も知らずに生きています。
怖すぎでしょ!
話が進むにつれ彼女は自分の環境の異常さに気づき、自分で考え行動するようになります。
最終的な二人の関係は…タイトルが示す通りです。
それなりにストーリーにヤマはあるし、脇役もいい味だしてるんです。
けどあまり印象に残らなかったというのが正直な感想です。
ソーニャ文庫、そしてこの作家さんならではの、ヒーローのヒロインへの執着は病的で今まで読んだ中では1番な気がします。
その分、ヒロインへの想いは一途でそのために頑張って来たことは素敵だと思います。
ヒロインは、幼く状況を把握することも出来ませんが。それはヒーローが望んだ事です。
最後は薄々ヒーローのほの暗い感情に気付くけど、それを受け入れています。
主人公の二人とも、かなり歪んでます!
ミレイアはそう洗脳されちゃったせいもありますがラストにその事に気づくなんて中々賢い所もあるんだなーと思いました。
ストーリーもしっかりしていてサブキャラも良いです!評価はそんなに高くないのは、王道な恋愛ストーリーを好む方には受け入れられにくいからだと思います。
でも、ここまで完璧にやりきればそれも立派な愛だと思うんですけど…
1つ残念なのはミレイアのイラストが子供っぽ過ぎる気がしました。
色気を感じさせる…ほど成長しているようには見えなくてもったいないです
ヒロインは高いレベルの教育受けていたはずなのに、知識ありつつ精神面が幼稚。
そんな彼女を怯えさせないよう真実を…って、隠してた方が怖いじゃんと思わずツッコミたくなる展開でした。
幼い頃の親愛から卒業し、大人になるタイミングでの葛藤やジレンマが大半を占めます。
囲われた生活は、はたから羨ましいのですが、本人は悩みまくり。
結局は共依存の関係なので、離れられない二人なのですが、ミレイアがやや自己否定的というか、卑下し過ぎなところがあり、少し悶々とするかも。ちょっと共感度が落ちるかな。