3.0
まさに籠の中の鳥
幼い頃の親愛から卒業し、大人になるタイミングでの葛藤やジレンマが大半を占めます。
囲われた生活は、はたから羨ましいのですが、本人は悩みまくり。
結局は共依存の関係なので、離れられない二人なのですが、ミレイアがやや自己否定的というか、卑下し過ぎなところがあり、少し悶々とするかも。ちょっと共感度が落ちるかな。
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幼い頃の親愛から卒業し、大人になるタイミングでの葛藤やジレンマが大半を占めます。
囲われた生活は、はたから羨ましいのですが、本人は悩みまくり。
結局は共依存の関係なので、離れられない二人なのですが、ミレイアがやや自己否定的というか、卑下し過ぎなところがあり、少し悶々とするかも。ちょっと共感度が落ちるかな。
…なるほど鳥かごの中だけど、それはそれで2人の間でちゃんと成立してるし、いい歪みっぷりだな…と思える作品。
ヒーロー恐ッって思ってしまったけど、イケメンだから許されるというか、納得してしまうというか。
挿絵が幼すぎて、内容に合ってなかった気がするのが、残念💦
親も友達もいなくていい、主人公は男に洗脳されて世界を狭められて何も知らずに生きています。
怖すぎでしょ!
話が進むにつれ彼女は自分の環境の異常さに気づき、自分で考え行動するようになります。
最終的な二人の関係は…タイトルが示す通りです。
それなりにストーリーにヤマはあるし、脇役もいい味だしてるんです。
けどあまり印象に残らなかったというのが正直な感想です。
全体的にはおもしろかったのですが、ヒーローの歪みや、政治のあれこれが若干回りくどく説明くさかったかなと思います。
おもしろかったですが、満足度を考えるとあともう少しほしかったかな。