3.0
思い出し方が物足りない
幼い頃、田舎で会って大好きだった女の子と高校で再会したものの、彼女はそんなことすっかり忘れてて、今の彼を好きになる。彼は昔のことを思い出して欲しいのに、彼女は全く思い出さない…この2人の昔の想い出が重要なキーポイントで、彼女は一体いつどうやって思い出すんだろう?とずっとドキドキしながら読んでたのですが、何とも拍子抜けするようにアッサリ思い出してしまって、その頃の記憶をずっと引きずってた彼の気持ちと重さを受け止めてくれたのか?彼を傷つけて別れたことさえすっかり忘れてて、あとで彼の叔母さんやお母さんからその時のひどい女の子っぷりを聞いても、特に反省するわけでも無く、ただ「嬉しい」という反応って…???何だか余りに自己チューな夢見る夢子過ぎてガッカリ。彼の弟や友人の気持ちには寄り添えるのに、肝心の彼のことは何だかおざなりなヒロインに感情移入できないので星3つです。
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