みんなのレビューと感想「イノサン Rougeルージュ」（ネタバレ非表示）（50ページ目）

電子で読むには勿体無い

これは是非紙で読みたい漫画ですね。
電子で読むには勿体無い。そのくらい絵が美麗です。
塗られていないはずの「白」が本当に真っ白に、黒いインクで描かれているはずの血の赤が真紅に見えてくるほどに美しい絵画のような漫画です。
しかしその分、醜いものは殊更醜く、残酷なものは殊更残酷に見えます。
主人公達の道行に普通の幸福があるとは思えませんが、なにかしら救いのある生涯として描いてくれればいいなあ、と思っています。

処刑の場面の緻密な描写など本来苦手なんですが、イノサンは絵が美しいので怖いもの見たさでドキドキしながら読み進められました。

私は苦手かも

絵のタッチがあまり好きでなかったので、途中で読むのを辞めてしまった…
ベルばらとか好きな人には、好きな絵のタッチだとおもう☆

なかなか恐いお話しだなと。内容も濃いことながら、絵がリアルでお話の内容とあっているなーと感じました。

主人公がかっこいい。
絵がとてもきれい。
見惚れてしまう。
自分で人生を切り開く。
こういうことなんだとおもう。

ヨーロッパ史好きにはたまりません

ネタバレ レビューを表示する

フランス革命に向かっていく歴史の陰に生きた処刑人と言えば、血なまぐさい残酷な話と思いますが、過酷な身の上に生きる中でも慈悲の心に溢れたサンソン一族と、当時の理不尽な身分制度に複雑な思いを抱く一冊です。
この後の歴史を知れば民主主義は大勢の名も無き人達の血と涙の上に勝ち取られた宝石だと心に沁みるでしょう。

イノサンを読んで、こちらも読ませていただきましたー
実在したサンソン家、その家の娘として描かれている主人公がとても美しいです。
描写がリアルでちょっとグロイけど、ストーリー性が優って読めてしまいました。

ネタバレ レビューを表示する

フランス革命といえば「ベルサイユのバラ」世代なので、ルイ15世とかデュ・バリー夫人とか「聞いたことあるわぁ」と思いつつ読みました。華麗な世界は共通してて、まだ無料分しか読んでないけど期待大です。

前の作品

前の方が好きです。少し現実から離れていってしまいました。

イノサンではシャルルが主人公でしたが、突然終了し、本作のイノサンルージュになり、妹のマリーが主人公になります。
癖の強い作風で、突然ミュージカル調になったり、当時ではあり得ない髪型があったりしますし、マリーの行動はひたすら破天荒です。
しかし独特のこの世界観はクセになります。
このまま、マリーがどうなっていくのか楽しみです。