5.0
ほんわかする
過去の辛い失恋の経験から、形だけの結婚をしたかったおじさま公爵のジェイス。政略結婚とわかっていて、それでも温かい家族になりたかった幼い少女のライラ。
最初はライラとの関係に一切興味を示さず、家で食事もしなかったジェイスだが、幼いライラが体を心配して、実家のトマトを食べさせてくれたときから、毎朝一緒に朝食をとる約束をして。幼いライラを優しく見守るように。ジェイスは、ライラが自分に向ける感情が父親を慕うような気持ちだと思っているが。
この二人は、夫婦だけどまだ夫婦未満。お互いを守る家族になろうとしていて、優しい気持ちになります。そしてライラがジェイスを思う気持ちが恋に変わる日を、ゆっくり待っているのかな。なかなか進展はないけれど、そこまで見ていきたい物語です。
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