ひとときの恋人

ひとときの恋人
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作家
ジャンル
ハーレクイン漫画
出版社
ハーレクイン
レーベル
ハーレクイン
タグ

本作品は2021年8月31日(火)をもって配信を停止させていただきます。

※既にご購入いただいている場合に限り、無期限で閲覧が可能です。

あらすじ

キャリーは愛する夫を亡くしてからずっと、海辺の家にひきこもっていた。そこへブロックと名乗る夫の親友が、様子をみに訪ねてくる。海兵隊だった夫が戦場からくれた手紙に、彼のことがよく書いてあった。ダーク・エンジェルと呼ばれている英雄がいると。ブロックは毎日のようにキャリーを励まし、外の世界につれ出した。セクシーでやさしい天使と過ごすうち、空虚だったキャリーの胸に熱いものが芽生え始める。少しでも触れられたら、慎しみを忘れてしまいそうで…。

  1. 1巻
    1~10話

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ユーザーレビュー

  1. 評価:5.000 5.0

    ロブはきっと喜んでるはず。

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    あらすじを読んだとき、本編を読み始めたとき…なんて重いストーリーだろうと思いました。ハーレクインにかつてこれほど重いストーリーがあっただろうか、と。戦地で戦友を亡くしたブロック。夫を亡くし絶望の殻に閉じ籠ったキャリー。戦友であり、キャリーの夫であるロブから死に際にキャリーを殻から出してほしいと託され、物語は始まります。重苦しい雰囲気で始まりましたが、読み進めていくと、ブロックのジョークやギャップある行動に次第に笑顔を取り戻していくキャリーに読者である私もホッとしました。夫を亡くした(戦友を亡くした)絶望から立ち上がる中に新たな葛藤が生まれ、お互いを意識し始める二人。けれどロブを想ってかなかなか踏み出せません。キャリーはブロックと離れて、ようやく気がつきます。最後は二人がお互いの気持ちを告白しいつもどおりのハッピーエンド。
    私はこの作品を読み終えた後、なんだかロブがこの作品の中に度々登場する「空」だったように思えました。
    キャリーを見守る空、ブロックが語りかけた星空、キャリーがブロックを好きだと自覚したときの青空。二人がハリケーンでキャリーの家に二人きりの時はヤキモチの大雨、そして二人がお互いを好きだと告白したときの雨はロブの涙だったのかもしれないと。けれど、1番最後は二人の笑顔と青空がありました。きっとロブはこの二人が一緒になることを誰よりも祝福してるのでしょうね。
    この作家さんの絵も綺麗で好きなので全部買ってます。今後も楽しみにしてます。

    • 26
  2. 評価:5.000 5.0

    洋画を見ている様で、感動です。

    ネタバレ レビューを表示する

    タイトル通り、映画を見ている様な気持ちになりました。
    最初の出会いは悲しいきっかけです。
    お互いを支えに、お互いにとって大事な人を失った悲しみや思い出を共有する。

    日本の現実は、この様な展開は余り良く思われない傾向がありますが…
    (でも本当は自然な流れだと思うのです)
    海外の設定ですが、実際に軍を持つ国では旦那さんを亡くすこういう事が日本よりも起きているので、少しリアルですよね。

    ちょっと、切なくなりながらも、最後は2人で前を向いて歩いていく未来に感動しました。

    • 3
  3. 評価:5.000 5.0

    もう、号泣😭😭😭💦

    ネタバレ レビューを表示する

    キャリーの哀しみが、空虚な胸の内が、苦しい程伝わってきました。
    もう、涙😭涙😭です。
    日々をやり過ごし、大きく穴が開いた胸が冷たく焼け付く様な空虚な冷たさに満ちた鉛の様に重い躯を引き摺る毎日…
    事迄ある毎に押し潰される程の恋しさ淋しさ悲しさに涙して、日々をただただ過ごすだけ…
    辛すぎます…
    ブロックの優しさに私も癒されました。
    どなたかが、『まるで、一本の映画を観た様だ』と仰っていましたが、正にその通りでした。哀しいけれど、極上の癒しです。
    是非、是非、映画化して欲しいです。
    絵も素晴らしく綺麗で、細部までうつくしいですし、内容と絵がピッタリはまっています。もう、ロブも、ブロックも、本当に心の中まで美しい男性ですし、キャリーは、本当に素晴らしく美しい女性でした。
    長々と書きましたが、本当にお薦めです。
    作者さま、極上の癒しをありがとうございました🙇

    • 1
  4. 評価:5.000 5.0

    キャリーもブロックも亡くなったロブを大切に想っていたことがよく伝わりました。
    二人で過ごすうち、お互いに惹かれているのにロブを想い、お互いを想うと自分の感情のままに動けず切なくなりました。

    ロブも二人のことが大切だったからこそ、ブロックにキャリーのことを頼んだのだと思います。
    納得いかないこじれがなかったことや邪魔な第三者がいなかったこと、何より二人の揺れる想いに共感できていい作品でした。

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    前向きに。

    先立った人には誰も敵わないと思っていました。上書きの出来ない思い出はとても優しく美しいから。

    それでも「上書き」ではなく新しく「書き足す」事で、思い出を抱えた自分の人生が伸びて行くのを知りました。哀しみや寂しさは何年経っても薄れはしません。でも愛しいからこそ、「貴方の分まで存分に生きたわよ!」って言えるように前向きに生きようと努力しています。

    • 0

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