4.0
元クラスメイトに「匂いを嗅がせて」⁉
感情の動きまで嗅ぎわけてしまう調香師の九条くん。人一倍鼻が利くせいで昔から対人関係で面倒な思いをする事もあり、そのせいか無機質な感じの男性。
在るものの匂いをは再現できるが存在しない香りは作れないと言う九条君が『初恋の香り』と言われ思い出したのは甘い香りのする同級生、甘楽さん。彼女は人に触れるのが苦手で‥。
ゆるい空気感ですが匂いを嗅ぐ(嗅がれる)という行為がなんかエロティック。感覚的にドキドキします。
ふれること・かおりを感じること。タイトル通りこの2つがテーマの一風変わったラブロマンスです。
どかーんと大きな衝撃はありませんが、私は好きな作家さんです。
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