みんなのレビューと感想「孤島の鬼」（ネタバレ非表示）（6ページ目）

孤島の鬼とは誰か？

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蓑浦がなぜ20代で白髪なのか、その体験談でミステリー&冒険の話しです。

蓑浦の婚約者が殺され、蓑浦の友人の深山木に調査を依頼するが口封じで殺されてしまう。そして蓑浦のもう1人の友人である諸戸が婚約者に嫉妬したための犯行と疑うが、実は諸戸の父親が怪しいと諸戸家に向かうことに。

BLと言っても片想い。諸戸の求愛を友人としてだが受け入れていて、銭湯で背中を流してもらったり手を握ったり冒険中は抱き合ったり、「怖い」と自ら身体をすり寄せたり…そりゃOKかなと勘違いするでしょ。
蓑浦…小悪魔だ（笑）

漫画は漫画で面白いですが、私は小説派です。
さて、誰が蓑浦を白髪にさせたのか…ぜひ読んでみてください^_^

ミステリー好きにオススメ

とにかく絵のタッチが綺麗でストーリーがめっちゃくちゃ面白い。何度読みかえしても楽しめる作品です。犯罪ミステリーです。

原作があるマンガはたいていガッカリすることが多いのだがこの作品は絵が乱歩の世界観にマッチしていて読みやすい。原作の世界観を壊していないです。

絵が綺麗

江戸川乱歩のやや同性愛描写な場面もある作品ですが、絵が丁寧で美しくていやらしさを感じません。ミステリーとして安心して読めました。

江戸川乱歩の小説の中でも大好きな作品です。この漫画の方はまだ最後まで読んでませんが、原作のちょっと倒錯的な妖しい雰囲気をよく表現されていると思います。小説の方の挿絵がかなり古くさくて美青年と書いてあっても??な感じだったので、この漫画の絵柄はイメージにぴったりです。

現代版・乱歩

江戸川乱歩という作家は、確かに少年少女向けの探偵小説を書いたし、私も子どもの頃、それで乱歩を知った。
だが、本質的には、非常に倒錯的で妖艶で淫靡な、「少年少女お断り」的な作品こそが、乱歩の真骨頂だったのだろうと思う。
そういう乱歩の作品の空気感を、最も強烈に具現化したのは、別の漫画だが、「パノラマ島綺譚」ではないかと思う。

「パノラマ島綺譚」が、乱歩の作品をそのまま漫画に「再現」したものだとすれば、この「孤島の鬼」は、乱歩の作品を現代的な漫画の文脈の中で「再構築」したものだ、という印象を受けた。

そのどちらが優れているのかは私にはわからないし、そこに優劣はないのかもしれない。
ただ、個人的な好みの問題としては、「パノラマ島綺譚」に軍配を上げたくなった。

乱歩の世界

思った以上に面白かった。推理小説を読んでるみたい。引き込まれていきます。ミステリーも一筋縄ではいかず、なかなか先の読めない展開でハラハラします。道雄が…切ないなぁ。

乱歩ファンなら

絵の好みは分かれるかもしれませんが、自分は好きです。言葉の言い回しも忠実で、原作ファンもガッカリしない作品だと思う。

乱歩の世界

BL要素はありますが、乱歩の世界観は表現されていたと思います。前半と後半では、また違った面白さがあります。原作は未読なので、ぜひ読んでみたい。

絵がとてもきれいです。ストーリーはサスペンスなのが意外でした。最初の事件のトリックや犯人も意外でした。