5.0
ほんとにこういう人達が存在してほしい
被害者家族、親族の心情から言ったら、ほんとにこういう人達がいてくれたら、と思うでしょうね。
人を殺めても何年か経って普通の人と同じように生きていける、未成年だから名前も顔も出ないで生きのびる、そんなこと被害者からしたらたまらなく辛いでしょうから。
現実は無理と分かってても、現実になってくれたら、と思わしてくれる、そんな漫画です。
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被害者家族、親族の心情から言ったら、ほんとにこういう人達がいてくれたら、と思うでしょうね。
人を殺めても何年か経って普通の人と同じように生きていける、未成年だから名前も顔も出ないで生きのびる、そんなこと被害者からしたらたまらなく辛いでしょうから。
現実は無理と分かってても、現実になってくれたら、と思わしてくれる、そんな漫画です。
シリーズの「外道の道」を先に少し読みましたがこちらもなかなか読み応えあり。人間性を踏みにじられ残虐な手段で命を奪われた凶悪事件の被害者に対し、加害者の人権・命は法によって守られる。法律では被害者・被害者家族の無念は到底晴らせない。こんな矛盾があっていいのだろうか?浮かばれぬ無辜の被害者たちの無念・怨念を晴らしてくれる闇のヒーローに惹かれます!
どう評価したらいいのか…。
世の中には、本当に不条理でどうにも許せないことがたくさんある。自分の力でケリをつけることができるならそうしたいけど、非力な自分には難しい。誰か、自分に代わってでも復讐をして欲しい。そういう意味では、勧善懲悪の本作品は爽快かもしれない。
ただ、読みながら、その復習のあまりの壮絶さに吐き気をもよおしてしまいそうにもなる。
爽快さと後味の悪さという相反する読後の心理から、評価が難しいです。
明治時代途中までは日本は「仇討ち」制度があったんだよね。昔テレビで水戸黄門とか見てたら、父親を殺された武家の子供が、殺した相手に「父の仇!覚悟!」とか叫んで刀で切りつけるのね。相手は「何の、返り討ちにしてくれん!」とか悪い顔して切り返すの。その間水戸黄門様は何をしてるかと言うと、見届け人として、手出しはせずに見守ってるの。そして子供が相手を斬り殺したら「見事であった!」とか言うのね…。仇討ち=復讐だよね。初めは「復讐なんて漫画だから」とおもってたが、仇討ち制度を思い出したら、マンガだから、とは言えなくなってしまった。仇討ち制度は明治6年(1870年)に禁止されたそうです。
人の「復讐してやりたい」「あんなやつひどい目にあえばいい」という妄想を叶えてくれる、現実にはあり得ない漫画。
強くて残虐な主人公が復讐するという
スカッとするとということだけど主人公がやってる事も犯罪だよ。
復讐に値する理由があるなら相手を残虐にころしてもいいという概念は間違っていると思う。
あんな事をした奴に対しては残虐な願望を抱いてもいい
描かれている加害者達は人の心を持ってないような「悪者」として、読者皆の怒りを買うように描かれている。
そしてそいつに復讐する、
それを正義だと正当化するのを助長するような漫画。
そういう間違った正義は大きな歪みを生む。
被害者にとってはそれは正義だとしても、
相手を●してやりたいと思っても、それを叶えることが正しい道じゃない。
大事なのは加害者をどうこうすることではない。
辛くて苦しい怒りや恨みと自らが向き合えることこそが大事だと思う。
人の心を持ってない人は存在しないのに、そういう描き方をすると悪い事をする奴は人間の扱いをしなくていいという風潮につながる。
そしてそれは事の大小をだんだんと区別しなくなる。
そうすると「あいつは私にとって迷惑だからひどい扱いされても関係ない。むしろ痛い目にあうべきだ」とか
「あいつの考えてることは理解できないからひどい目にあっても構わない」という考えに繋がる。
それは他人の立場になって考えられない人間や、偏見や差別につながる。
一度でも過ちを犯した人はひたすら誹謗中傷されまくって表舞台に戻れないこともそうだよ。
自分とは違う価値観を持って生きていても少しでも批判されるような要素があれば一生批判されるの?残された道は一生日陰で生きていくか、それなら自殺を選ぶか となるよね。
人として間違ったことをする奴は人でなしだから頃してしまう のではなくて、その行為が間違っていたということを身をもって体験して考えを悔い改めるべきだと思う。
間違ってるから、間違ったことをしたから、こいつは人でなしだから●ろすっていうのは、いつまでも歪みを生み続ける考え方だ。
そしてそんなことをしてスカッとするような漫画は、それを助長させるだけ。
一時的にはスカッとするかもしれないけど、現実にはあり得ないし、自分や多数の人からみた悪人はこ●してもいいという考えを助長してる。
それがこの漫画に感じた違和感
屑は己の家族や友人なんかがどうなろうと関係ないのだと思う。その屑の親兄弟も同様の屑なのだ。屑は屑から生まれ、屑に育まれるから屑なのだ。
こうなると、屑の連鎖だ。最近のニュースや過去のニュースで知らされた屑の起こした事件の背景を知ると、やはり屑は連鎖すると解る。屑から生まれ屑に育まれたから屑にしかなりようがない。極希に屑から神のごときが生まれることも有るかもしれない。
しかし、屑は不愉快である。高学歴でエリートでも精神性が屑と云う輩どもは、いるのだ。お勉強だけできる屑だ。屑だと気づいていない屑。
さて、これからどんな屑どもが登場するか楽しみにしたい。
最初は暴力描写満載の復習系作品だという認識で無料分を読み始めたが、読み進めていくうちに登場人物たちの過去が明らかになっていくにつれて、ただのビジネスではないことが分かってくる。理屈じゃない、綺麗事では片付けることのできない人の念をはらすこと。実際には決してあってはならないが共鳴してしまう、心のどこかで望んでいることに気付いてしまう作品でした。
しかまだ読んでいないので、カモさんとトラさんの背景はよくわかっていないんだけど、心身ともにタフなのかなぁ。この後、彼らがつらい目に合わないといいな。
これ、出せる金額が少なくても、内容によっては受けてくれるのかな。
カモさんの「生活のためにやってるわけじゃないから」が気になった。
実際の事件をモチーフに、というレビューを見て驚いた。
現実にこういう人達がいたら、救われるのかな。現実では意外と救われない気もするけど、フィクションとして見るとスカッとするよね、やっぱり。
どの話しも実際にあった事件を元にしてるとしたら現実で出来ない復讐をカモさん達がやってくれてると思うと少しスッキリします。
こんな残酷な復讐普通の感覚を持った人は出来ないから。
カモさんがこんな事出来る人間になった原因も切ないけどこれからも報われない人の為にくずの始末をしてほしい。
内容は過激だけど私は現実にもカモさんみたいな人がいたらいいのにと思います。
政治家は悪いことしても、うやむやなまま
のうのうと政治家のまま、上級国民は悪いことしても名前も報道されず、その子たちの悪事はもみ消され、明るみに出ても「親子は別人格だ」と親にはおとがめ無し。
こんな世の中に鬱屈している人、たくさんいます。だからこそ、カモとトラが極悪非道なやつらを成敗してくれるのは爽快です。目には目を!に共感してます。