5.0
一見の価値あり
犯罪を繰り返しながらも法で裁かれていない犯罪者を『鯨』と称し、捕鯨・臓器を取り出して闇で売買する組織、その組織に属する女子高生・環の話。
環は解体屋として組織で鯨を処理する。
感情なくただ用意された鯨を解体し続ける環だったが、ある時を境に自身の行為に違和感を覚える。
人間らしい感情が芽生え始めた環の葛藤や出生の秘密、担当医師だった男への思い、闇社会で生きる男達の人間模様などなど、見どころが多い。
自分が知らないだけで、このような臓器売買が世の中に溢れてるのではないかと感じさせるくらい、リアルな作品。
一件の価値ありです。
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