みんなのレビューと感想「さよならハルメギド」（ネタバレ非表示）（4ページ目）

悲しくも印象的なラスト

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終末的なタイトルですが、内容は淡々とした日常のストーリーから始まります。

序盤は小学生のゆっくりとした成長の物語から始まります。
しかし、中盤から物語は加速し、小学３年生という「子供だけど、ぼんやり大人の事情も想像できる」という目線を通して「大人の愛憎劇」が描かれていきます。

人間が直視したくない、負の面をこれでもかと突きつけてくるスリリングな展開に引き込まれていき･・･

そして、衝撃のラスト。


鬱マンガではありますが、主人公の立場ではどうすることも出来なかったのも事実。
そういう意味では「ただ悲しい話」だと思います。
ラストの女の子も、ななこちゃんなのか、白田さんなのか、含みをもたせる内容になっており、
読んだ人なりの解釈が成り立つ内容が何とも言えない読後感を生んでいます。

決してハッピーエンドではありませんが、この凄まじくも悲しい印象的なラストは一読の価値ありだと思います。
オススメ。

少年時代の終わり

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無料だったのでなんとなく読んでみたら、凄く引き込まれて課金して一気に読んでしまった。

しかし最終話の1999年の７の月を迎えた時、2人の少女がどうなったのかが未消化すぎる。
主人公の少年時代の終わりが余りにも残酷で救いがない、読後感が哀しすぎる。

タイトルで損してる

それが何だかもったいないです。せっかくオリジナリティ溢れるいいストーリーなのに。
子供の主人公、若いお母さん、そのどちらにも共感でき感情移入できて楽しいです。主人公は子供らしく純粋だし、お母さんはかわいくて胸も大きくてまだ女として枯れてません。
そんな母子がそれぞれ恋愛に悩み、成長していく流れは決してダラダラしていなくて読みやすいです。