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人の命
寿産院の話は許されるものではないが同時に切なく、人の命が当たり前に大切にされるよう願わずにはいられません。そしてそのために自分は何ができるのだろうか。他人事にしてしまっていないだろうかと自分を振り返りながら読みました。
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寿産院の話は許されるものではないが同時に切なく、人の命が当たり前に大切にされるよう願わずにはいられません。そしてそのために自分は何ができるのだろうか。他人事にしてしまっていないだろうかと自分を振り返りながら読みました。
寿産院の話を読みました。本当にあった話とのことで調べてみました。ほとんどストーリーと合っているので、恐ろしい話です。旦那も違う人だったらこんな事にならなかっただろうと思います。
こうなってしまった時代背景も問題ですね。
主人公もとても悩んでいるのが分かるけれども、赤ちゃんという一番力のないところに しわ寄せが行くのは本当に許せない
戦争後間もなくで仕方ないのかもしれないけれども、安直に妊娠して出産する女性も 複雑な思いを感じた
ミユキは若さ故に男性を見る目がなく、女性にとって行きにくい世の中だったこともあり、鬼女になってしまったのでしょう。
資格を持って、人の役に立つ仕事を・・・その志、忘れないで欲しかった。
子どもを産めない体で産院…どれほど辛い想いをしたんだろう。旦那はクズ野郎だし、思考がおかしくなっても仕方なかったような気はする。早い段階で逃げられたらよかったけど、逃げてもいいんだという時代ではなかったんですよね。
女の念、母の愛、人の業全てが描かれていて一言で言うと怖い!
でも面白くあっという間に全作品読んでしまいました
お化けや妖怪より生きてる人間が一番怖い!
酷いお話です。赤ちゃんに罪はない。悪いのは解消なし、遊び癖のついた旦那。そんな人に見切りつけないでズルズル居る主人公も変。でもそういうどうしようもない男を見切りつけれない時もある。女性ってこういう時、母性が働くんですかね?
無料連載で読み切ってしまったので購入します。時代のせいなのか、悲しい話。赤ちゃんの話は胸が痛みます。光源氏が出てくる末摘花が面白かったです。人の美しさ、豊かさとはなんなのか。深い。
実話だと思うと、なんとも言えない気持ちになります。夫を捨てることができたら、また違ったのではないかなぁ。
子供を捨てなければいけなかった母親達も、いろいろなものを抱えていた時代だったのだろうと思いました。
昔の話ですが夢中になって読んでしまいます。
どの巻もはずれなくおもしろいです。
また、昔も今も男女の問題は同じですね、、そんな思いも感じました。