みんなのレビューと感想「長閑の庭」（ネタバレ非表示）（46ページ目）

静かな恋心…

奥手なちょっと変わったヒロイン。でもなんだかキレイな童話を読んでる様な気持ちになる作品。
教授の老け方がOKな人は読んでも大丈夫(笑)ライバルもいたり…で大きな出来事はないけど、恋する乙女の日常を垣間見ているようでなにげに読んでしまう作品です。

好きの種類

元子の健気さに対しきっと教授も自分自身の感情が判らなくなってるのではないかなと思うシーンがチラホラ。
登場人物の表情がとても上手に描かれていて凄く引き込まれるのに、教授の心理描写がほとんどないからあーじゃないかこーじゃないかと推測できて、まるで読者が元子になったかのようなリアリティが実に面白いです。
五角関係がこの先どんな形に成っていくのか本当に楽しみ。

文学的な空気感☆魅惑の五角関係

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少女コミックになってますが 雰囲気も内容も
大人っぽく女性コミックといった方がピッタリ

登場人物が 皆個性的☆
育ての祖父の価値観で培われた 大学院生ヒロイン
元子の嗜好や感覚は 同年代女子とはズレていて
黒い服装から｢シュバルツさん｣と呼ばれている

元子が想いを寄せる ドイツ文学の榊教授
教授を敬愛しながらも 元子に好意を寄せる 田中助手
元子が仲良くなりたい院生の樹理は 田中助手が好き
そして 裏がありそうな榊教授の元妻 朝霧非常勤講師
相関図を描いたら矢印だらけで もの凄いことに(笑)

榊教授の立場を踏まえての文学的な言葉が
心地よくて オジサマ好きでなくても魅力的
対して若い田中助手のアプローチにもキュンキュン
ドロドロしがちな人間関係も 学生ならではの
清廉さと繊細な心情描写で タイトルの如く
時に長閑に。。大人なら懐かしさもあいまって
惹き付けられっぱなし
恋愛初心者 不器用シュバルツ元子の恋の行方が
楽しみです

むしろ、田中さんが好きです。

他のかたのレビューを参考に
期待しつつ読み始めました。
教授の言葉が沁みます…

本当に押し付けがましくなく
すんなり入ってくる感じでした。

ネガティブ・シュバルツさんの
少しずつの努力と変化、健気です。

よく見かける
「ネクラちゃんが、校内イチのイケメンに興味を持たれ…からの恋愛・変身⭐」
とはだいぶ違って。
(それはそれで好きだけれど！)

教授の年齢？人柄？でしょうか。
静かにドキドキします。
登場人物それぞれの想いの表現が、
うまく描き分けられていて
静かにキュンとします…

教授も素敵だけれど、
田中さんにドはまりでした。

穏やかにみえるけど、

内容はドロドロしかけてます！
紳士とか眼鏡好きなんで、たまらないです。
続きに期待！

好意とその分類‥論文は書ける❓

笑いもありゆったりとした作風の中に鋭い人生観が描かれていて、押し付けがましくない重みがあります。

年齢、立場、感情、理性‥主人公、教授、田中さん、樹里ちゃんに教授の元奥さんを加えた登場人物達の色んな想いが交錯。
それぞれの想いがきゅーんと切なく胸に響きます。

恋のお相手候補、教授と田中さん。それぞれ年齢相応の素敵な男性で、この先気持ちがどのように発展するのか楽しみです。