5.0
泣いた
死母性の庭だけ読みました。
命懸けの出産を終えても、母親には休む時間などありません。変化した自分の身体に戸惑いつつ、生まれたての小さな生き物を世話しなくてはなりません。
どんなにかわいらしく、また愛情を持っていても、休む間も眠る間もなく手をかけ続けるのはとてもしんどいことです。
仕事に逃げ、短時間だけの綺麗事の育児ごっこをする父親とは遠い隔たりがあります。
自分が母親になる前に、この作品と出会いたかったと思いました。
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