花井沢町公民館便り
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あらすじ
2055年。わたしたちの町・花井沢町は、あるシェルター技術の開発事故に巻き込まれ、外界から隔離されてしまいました。どこにも行けず、誰もやってこない。遠くない未来、いずれ滅びることが約束された町で、わたしたちは今日も普通に生きています。『BUTTER!!!』『HER』『ドントクライ、ガール』など多彩な作風で知られるヤマシタトモコの最新作!
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みんなのレビュー
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切なくて苦しい
私は難病でして、動ける範囲が決まってまして、出来ることも全て限られていまして、花井沢町の住民に自分を投影してしまいました。また、作者の描く世界は日本の未来を表しているようにも思えます。少子高齢化が進み、経済的にも安定していない日本の未来を予兆しているようです。
最後に少しだけ希望が持てましたが、外の人達がのぞみさんに接触をしてくれなかったら、のぞみさんどうなっていたでしょう?今の私みたいになっていたかもしれません。
作者さんの「三角窓の・・」が好きで、性的な表現が一切ないにも関わらず、エロティシズムを描く手腕はこちらの作品にも出てきましたが、本当に上手いと思います。登場人物もみんなゴツゴツしていて、節くれだっている感じがセクシーで好きです。
また素晴らしい作品を作って頂けるでしょう。by いぶいのち- 10
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5.0
本当にありそうなSF
淡々とした怖い話もありますが、中でもパン作りの話が少しほわほわして私には印象的。
リモートで教わるなんてまさに現代。
酵母は生き物かという疑問にこちらもハラハラ。
壁を通過できて良かった。
浅井さんの上半身が描かれた初めてのコマで、手のひらの向きにやや違和感を覚えつつもその時はするー。その後も同じ向きに描かれる左手や「リハビリ」の言葉、車椅子の取手でようやく察する。
フォーカスし過ぎない描き方にハッとした。by 8997- 3
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5.0
新感覚
この題名からは想像がつかない内容。海外ドラマが好きな人ならハマりそう。ある科学実験が失敗して、とある小さな町が目に見えない透明な壁で隔絶されてしまう。無機物なら通過出来るが生物は通れない。そんな街の200年ほどの出来事を、時間を前後しながら描くという意欲作。普通に暮らしているように見えても少しづつ病んでいく住民。当然中でも犯罪は起こる。同情的だった外の人たちもやがて興味を失っていく。そして最後の1人になった住民とは…。最後まで興味深く読みました。
by さぎゆき- 0
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5.0
隔離された世界、それぞれの日常
それぞれの人たちの日常がオムニバス形式で、描かれています。
特殊な環境下で、送る日々。他愛もない、ほのぼのとしたものも、ドラマティックなものも、この環境の下では、「外」とはまた違う状況や感慨を生みます。
何か、静かに胸に残るものがあります。
面白い。by ぽよよん♪- 2
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4.0
ラストは…。
アンダーザドームとどなたかが書いていた通り、設定はにています。
でも、こちらの方がたんたんとしていて怖い。
犯罪者もさばかれず、さばかれないと思ったら、陰湿に嫌がらせされたり。
そしてどんどん絶滅に向かっていく。
最終回は、希望なのか、絶望なのか、あえて描かなかったのだと思いますが、どちらでも辛いなと。by まこちゃんz- 1
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