5.0
隔離された場所の、終わりに向かう物語。
それでも人の営みがあって生活する人がいる、切なくて悲しくて、ヤマシタトモコはやっぱスゲーなと再認識しました。
ただただ明るい話や楽しい話が読みたい人はちょっと違うかもしれません。
by
匿名希望
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隔離された場所の、終わりに向かう物語。
それでも人の営みがあって生活する人がいる、切なくて悲しくて、ヤマシタトモコはやっぱスゲーなと再認識しました。
ただただ明るい話や楽しい話が読みたい人はちょっと違うかもしれません。
はじまりからずっと、少しづつ終わりに向かっていくお話だと思いました。
登場人物は各話で違っていて、隔離された小さな町のなかでそれぞれが日常を生きて、その町のなかで完結する物語です。
本当にシュールでなんとも言えない読み終えた脱力感でした。
楽しそうなほのぼのした作品…ではなく、
とてもシュールな作品でした。
隔離された街での楽しさ辛さ、そこで生きる人の強さや弱さがオムニバス形式で描かれています。
田舎とか離島にも、こんな感じの場所がありそうだな...感じました。
中にはホラーというか、人間の醜さとか怖さが解るゾッとする内容もあり、鬱っぽくなる話もあるので、楽しい話を期待している方は覚悟して読んで下さい。