淫花伝
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あらすじ
世間を震撼させた猟奇殺人は極限の愛の形だった。情夫の遺体に愛の刻印を血文字で綴った女……、その名は阿部定(アベサダ)。三十路に差し掛かった定は、流浪に人生に疲れを感じはじめていた。真面目になろうと決意し、水商売から足を洗い割烹料理屋の女中になったが店の主人・石田吉蔵と不貞を犯し、愛欲に溺れてしまう。「―――吉蔵を殺し、永遠に自分のものにしたい!」定が犯した猟奇殺人は愛ゆえの行動でもあった……。
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みんなのレビュー
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レビュー低いのが残念な作品です
はっきり言ってとても素晴らしい作品だと思います
阿部定だけではなく他の女性も描かれているので是非全話読んで頂きたいです
私は阿部定しか知りませんでしたが、それもあの部分を切って逃げた女性、としか知らず…こんな人生を辿った女性なのかと深く心えぐられました
貞操観念が低いとゆう意見もありますが、当時はよっぽどの上流階級の娘さんでもなければ結構奔放な人が多かったと聞きます
なのでそうゆう所に目を向けるのではなく如何に愛し執着し合ったか、、に心を注げば何故現在でも阿部定がここまで人の心を捉えるのか分かるのではないかと思いました
他の作品もとても興味深いのでお勧めしますby 匿名希望- 4
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2.0
彼女は性依存症?
少ししかまだ読んでいないんですけど、
阿部定が若年時代から、なんというか意思薄弱で周囲に影響されやすく、
確固とした「自分」というものを持っていない女性だなとうかがえます。
両親に溺愛されたので、親の愛情が足りないアダルトチルドレンというわけでもなく、
どんどん悪い方へ堕落、堕落の繰り返しで
自分の人生を自分で切り開こうとせず、その場しのぎで生きてきた。
まあ性的にだらしのない、性依存な人格なんだなと思いました。
小さい頃から窃盗犯で警察に捕まってる前科者なので、反社会的パーソナリティを
生まれつき持っているのかもしれませんね。
救いようが無いです。by 島村速雄- 1
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5.0
阿部定の伝記?
読み進めたら、若干解りました。昭和の、雰囲気が、漂い私が幼いころは、良く、意味解らない連れ込み旅館と、言う、今ではラブホテル🏩なのかな?が近所に、何件かあり、子供が遊んでは、行けない場所の一つでした。玉に疲れた訳有りだろう男女が、階段から、降りて来るのを。遠目に、拝見しました。好奇心から、さして、あまり周りは、煩くない、良い時代だったかも。
by マダムプラム- 0
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5.0
巧みな描写が見ものです
世に知られる猟奇的事件、阿部定事件の犯人の物語。彼女は日本のファム・ファタル(男を破滅させる妖婦)を代表する一人です。その屈折した生い立ち、業の深さ、情念を見事に描表現した作品といえるでしょう。三白眼の凄みのある容貌・表情の描写もすばらしい。
by 深澤麗子- 2
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4.0
阿部定
時代物の漫画で阿部定のことを読んだことはあってもこの話のように最後まで書いてる物は初めて読みました。
愛する男の大切な所を切り取った狂気な女と言うイメージだったのを男の霊が言葉を掛けてくれて痛みもなく勧めてくれたり自首を促してくれたりと言う話の展開は面白かったです。by はあみ- 1
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