みんなのレビューと感想「ヘルタースケルター」（ネタバレ非表示）

映画で存在を知り、昔読みました。
ただただ衝撃的で、すごいなと。
現実にはない？でも実はあるのかもしれない。
なかなか、忘れられない作品です。

言わずと知れた岡崎京子さんの傑作

正直、平凡な一般人の現実世界ではありえないような話ですが、
架空の物語だと思っても、結構ぐいぐい引き込まれて一気に読めちゃいます。

結末はブラックだし、りりこは最後まで高飛車な女王様だし、
救いが無いといえば救いの無い話なんですが、最後までりりこがりりこのままで
変わらないのが救いといえば救い。

懐かしいなぁ

岡崎ワールド全開。
オシャレな絵、どぎついセリフ、よめない展開。
ああ懐かしい。
好きだったなぁ。
雑誌キューティが好きで原宿のミルクの服を着てた頃、岡崎先生の漫画よく読んだなー。
リバーズ・エッジが本当、衝撃だった。

映画の印象が強かったんだけど、これは漫画の方が良さそう。映画では表現しきれない部分が漫画ではじわじわと伝わってくる感じ。岡崎京子の漫画ってなんかすごくガツンとくる。そして疲れる。けど読めてよかったって思える。

芸能界なんて所詮は

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あそこと目ん玉以外は、すべて整形。
作り物の美によって、芸能界のトップに立ったりりこ。
でもそれを維持するために、メンテは必要だし、食べたいものは食べられないし、後輩の追随もかわさなくてはならないし、
枕だってしなくちゃならない。漫画を読んでいて、りりこの必死な姿に私たちは笑うけれど、でも、それって果たしてフィクションの世界だけかな？　現実の芸能界だって一皮むけば、原形を留めていない魑魅魍魎がたくさんいるのでは？　それを鋭く、オシャレに岡崎京子は描いてくれた。

本当に素晴らしい！拍手
こんなお話、一般人じゃ思いつきませんよね。
読んだら止まらない、おもしろすぎます！

ロック

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ポストパンクやニューウェーブと呼ばれていた頃のざらついた感じのロック、当時はそんな印象がありました。ぱっと見にはオシャレっぽい踊れる音楽のようでありながら、狂気や叫びをはらんだ感じにやみつきになりました。

破滅の美

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華やかな生活の裏の地獄…破滅にじわじわと進み出すあの感じ…描き方が上手いです。ショッキングなのでしょっちゅうは読めないけれど、たまに思い出してしまう…インパクト大な作品です。女ってつらい…。

すごい

なんか改めて読むと切迫感とか、あの時代の異様さなど、言葉がささりますね。すごい感性なんだろうなと思います。

やはり

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この作品は確かに映画化してもいい作品だわ。キャラクターもものすごくクセが強くてセリフも何か強く入ってくるかんじ。