みんなのレビューと感想「うらめしや」（ネタバレ非表示）（4ページ目）

失礼で申し訳ない言い方になりますが…

好きな絵ではなかったのですが、暇だったので何となく。で読み始めました。
読んでみたら、お妖さんの真っ直ぐで芯の通った人柄と安売りしない優しさが気持ちよく、ちょっと不器用なところや少しこ弱さもあったりと人間味に溢れた人柄がとても好きになりました。
何だかんだで、嫌われものとは言われながらも周りにはちゃんと理解して、支え、愛してくれる人がいることも心が暖まります。
とてもいい作品だと思います。
読み進めるのが楽しみです。

引き込まれました！

200話無料につられて見始めましたがどんどん面白くなっていって、最後の200話は24時間以内で一気に見てしまいました。
最後の方は江戸末期の史実と並行していてそれもまた面白く、登場人物もキャラ立ちしていて、特に修羅さんと可愛い便所の神様に親近感を覚えました。
初めは画があまり好みではないかな？と思っていたのですが、どんどんはまると美女にイケメンぞろいだし、あやかしは恐ろしいし、おどろおどろしい場面も多いのですが、後味はスッキリ。
とにかく泣いたり笑ったりで感情が忙しく、また、もっと登場人物での続きが見たかったです。
アニメではなく、漫画でこんなに感動したのは何十年ぶりかでした。

作者に興味津々

この作者に出会うまでに、何人かの原作者の作品を読み、それなりに面白かったけれど、「うらめしや」に出会ってからオリジナルとその他だと確信した。日本には昔から「本家取り」という創作上の約束事があり、他者のオリジナルに対して、それを下敷きにしながらより洗練された作品を生み出す文化があるが、画力、キャラクター、ストーリー展開、どれをとっても魔木子氏は本家本元のオリジナルであり、天才だと思った。このような作品に出会えたことに感謝すると共に、このシリーズがいつまでも続いていくことを(不可能と知りつつ)祈願する。

読み進めると共に…。

読み進めるとともに、登場人物の成長がうかがえます。最初はどうしょうもない生活をしてた二人ですが、穏やかな家庭をもったら、今度は違った雰囲気になります。
仲間達と出会うようになり、そこからがまた違った面白さが出てきます。
さらに、人の生き方を考えさせられるような、倫理感を問うようなシーンもあり、見方を変えればすごく深い話だな～って感じます。「倫理」なんて表現をしてしまいましたが、堅苦しくはないです。私のボキャブラリーが足らないだけです(笑)
長編ですが、これは途中で飽きないと思います。

一話一話、よくできています

絵がちょっと昔の少女漫画で、私の好みではないので、最初はあまり読みたいと思っていませんでした。
が、レビューがいいので試しに読んでみたところ、思った以上によくできていて、すっかり惹き込まれてしまいました。
ストーリー自体は作者の創造によるものだと思いますが、イメージで適当に描いた「なんちゃって時代劇」ではなく、江戸時代の庶民の生活や風俗、伝説、陰陽道、仏教など、きちんと研究されて描かれているようで、興味深いです。

一話完結ですが、それぞれの話が起承転結うまいこと作られており、怖い話もあればほっこり泣ける話もあり、飽きさせません。
お怪の性格がだんだん穏やかに優しくなっていくところもいいですね。
実写化しても絶対におもしろい作品だと思います。

日々のルーチンになってしまった

珠玉の名作、隠れた名作、知る人ぞ知る名作、沢山の言葉が当てはまる作品ではないでしょうか。
最初は絵面が苦手でしたが、紡ぎ出される洗練された台詞に今では愛着が湧くように苦笑
外伝（かごめ）もあり、並行して読んでいて、どちらも楽しめます。無料分でおしまいになる方も思ったのですが、読み切りの作品によってはポイントを使ってでも次話が早く読みたくて購入した分もあるなど、最終話まで突っ走りそうな予感。

どきどきするのに心が温まる！

絵柄がレディースコミックっぽくて、あまり期待せずに読み始めましたが、めちゃくちゃ面白い！しかも、毎回心があたたまる。完結しているので、へんにやきもきさせられることもないし、CMまたぎみたいな不快な続話まちもない。キャラクターがほとんど愛せる人たちだし、自分が知っている民間信仰にも照らし合わせて、面倒だなとか不愉快だなと感じていたことが、「こんな素敵ないわれがあったなら、ちょっとやってみようか」などと思わせてくれる。とても素晴らしい。

初めて課金した作品です！

何を読もうか色々見てて、うらめしやにたどり着きました。
読みだしたら止まらなくて思わず課金！

お妖は最初は佐治に塩対応だけど、本当は愛情たっぷり。佐治はお妖大好きだけど、幽霊やら妖魔やらの不思議事に巻き込まれたりと、いろいろ振り回される。

周りの人も最初は敵だったりするけど、お妖の芯の通った性格や、佐治のお人好しに影響されて仲間になっていく。
新しい出会いや、子どもが出来たり、悲しいお別れがあったり人情味溢れる作品で最後までホントに素敵なお話でした！

人情たっぷり安心して読める時代物

　うらめしやというからにはさぞかしおどろおどろしい際物かと思いきや、中身は人情味あふれしかも時代物好きにはたまらない江戸話。季節感あり、士農工商あり、お江戸の庶民中心の薫り高い作品だと思いました。
　化けて出るほうをかばうつもりではないが、それぞれに理由があって、ときに悲しい人間の性。それらを理解しつつお妖はそれをさらっと解決してしまう。決してこらしめるためだけが目的ではないところがたまりません。
　一見おバカなチャラ男の佐治くんがまた、魅力的。すれっからしのはずなのに、人が良くってお妖に思いを寄せる様もいっそいじましいです。
お妖の大岡越前も真っ青な化け物さばき、とくとご堪能あれ。

最終話まで読みました

昔すこしだけ読んだことがあった作品なので、懐かしいな…と思いながら無料試し読みをしていたらハマってしまいました(笑)

無料試し読みが終わっても続きが気になり、最終話まで読み終わりました。

ただのホラーミステリーではなく、登場人物それぞれの背景に物語があり、とても考えさせられる作品でした。個人的には最後もう少し後日談が読みたかったかな…

読み応えたっぷりで良い作品でした。