みんなのレビューと感想「空と海のあいだ」（ネタバレ非表示）

儚く美しい

ネタバレ レビューを表示する

明日はどうなるのか、生きているかさえも分からない。そんな毎日の中だから、こんなにも美しい物語が生まれるのだろうか。
今はこの頃と比べたら、恐ろしく便利で、恵まれた時代なんだと思います。けれど、心はこの時代より乏しくなっているのかもしれない。
1人の男性を一生かけて、愛する。きれいごとだけでは生きていけないけれど、美津子のようにキレイな心で、ありのままの自分を愛されて。
今の時代の方がずっと良いはずなのに、全身全霊で愛し愛されるこの2人がどこか羨ましくもあるのです。
私も身近な人を大事にしたい。当たり前の日々に幸せを感じたい。
戦争のこと、昭和の時代背景、当時多かったであろうお見合い結婚、学校に通える幸せ。
たくさんのことが学べる漫画です。
最後に、なんと言っても絵がキレイ。一臣さんが、イケメン。儚く美しい、悲しいけれどキラキラとしたお話です。

ネタバレ レビューを表示する

ネタバレ注意です。


戦争モノの作品といえば、
実際の過酷な体験談に基づく話や
いかに悲惨で
むごいことがあったのかを
後の世に語り継ぎ、残すイメージがある。

このマンガは
おそらくそれらとは作風が異なる。

あくまで
創作として読むのが前提で
少女漫画というジャンルから
はみ出さない範囲で表現は抑えてある。

でも戦争によって奪われたもの、
失われたものがあるということが
痛いくらいに切なく哀しく伝わってくる。

戦争の犠牲になったのは
尊い命だけではない。

愛する人との未来だった。愛する人の笑顔だった。
平凡な日常だった。
誰かと一緒にいられる時間だった。
誰かと交わすはずの会話だった。


美律子はおばあちゃんになるまで生き抜いた。
自分の生涯を全うした。

そしてやっと会いにきてくれた一臣。
美律子にとっては
最大のご褒美だと思う。

やさしい人こそが
本当に真の強い人だと
思わせてくれる作品。

髪型や衣装など、たまに
ツッコミを入れたくなる部分もある。
でもそんなの関係ねぇ～というくらい感動でした。

懐かしい。一臣さん、、涙

子どもの頃よみました。
泣けますよね。

帰ってこれない戦争に好きな人が行くって、今の時代の人からすると想像もできない。

子どもながらに思いました。一臣さんって本当に優しい人。昔なのに長髪って笑でもそれが戦争の時代に似合わない彼の特徴を表していると思います。
美津子は、一人で頑張ります。彼女の成長物語だと思う。

最後に、個人的にはエッチシーンの擬音のビッ！ってのが何故か何故が心に残ります。なんでだろう。気になる音だなぁ笑

懐かしい漫画

ネタバレ レビューを表示する

小学生の時に、雑誌に連載されていたのを読んでいました。コミックも全巻持ってました。好きな漫画のひとつです。
作者さんの名前があり、気になって読み出してみたら、涙が止まりませんでした😢

当時は、今ほどは自由が許されなかった時代、大切な人の側にいることすら厳しかった時代を、お互い一途に変わらず思い、生き抜いた一臣と美津子は強いなと改めて思いました。

戦争のない時代を生きてる私は、とても幸せだけど、当時に私が生きていたとしたら、2人のように生き抜く強さは無いなと思い、再び感動しました！

読んでいて辛い・・

これが現実で、二度と同じ間違いをおこさないよう、真実を伝えていかないといけないのかもしれませんが‥。
重すぎる。
最後はいい話のようにまとまっていますが、途中から辛くて苦しくて、読むのがしんどくなってきました。
それでも気になって最後まで読んでしまったし、いいお話だとは思いましたが、もっと読後にスッキリ晴れやかな気分になりたいので、、
評価は迷いましたがこちらにしました。

一臣さんの話す一言一言が優しさにあふれ、心に響く言葉です。
時代は戦時中だけど、とても美しい夫婦愛のお話です。
戦時中だからかもしれません。
２度と会えなくなるかもしれない…一生を捧げても良いと思える相手に美津子は出逢えた。
今の時代の私達ではなかなか経験出来ない命がけの恋のお話は興味深いです。

ネタバレ レビューを表示する

まだ8話しか読んでいません。
戦争ものは祖父母を思いだし辛くなるので、この先を読むかとても迷っています。
絵がきれいだし、本当の世界はこんなものじゃない位辛いものだったのだろうと思います。
胸が苦しくなってきますが、もうこんな世界にならないよう読まねばと。

読みながら泣きそうに…

壮絶な人生を送ってきた主人公。昔と今は本当に時代が違うこと、考え方が違うことを痛感させられる漫画だと思います。
ただ、純愛という言葉は今も昔も同じなんだと思いました。好きな人を想い続けること、その人のために働くことがステキなことだと感じられます。

切ない

時代設定が戦時中なので、それだけで自由が制限され思うままに思うことも言えなく、切なさややるせ無さが積もっていく。
ただ優しいだけなのにそれが許されない。
現代は便利で自由だけど、ただそれだけな感じがするな。
日々を一生懸命に生きようと思える作品です。

15話まで

読み涙がでました。初めての恋かもと思いながら戦争に行く一郎。手紙のやり取りが数回でも幸せだったでしょうね、主人公も大好きな旦那さんを行かせたくないでしょうね。全て戦争が悪い。もし戦争がなければどれだけの人が泣かずに幸せに暮らせたか