【ネタバレあり】漂流ネットカフェのレビューと感想

仕事を続け、妻も妊娠中で幸せながらも日常生活にマンネリを感じるサラリーマンが主人公。しかしながら突然日常は終わり、ネットカフェごとサバイバル生活に突入してしまうファンタジー。この作者さんらしい何ということはなさそうなシーンにも人間の心の機微や欲望なんかが内包しているさくひん。

無料分までのレビューですが
これは夢なのか
どうしてこうなってしまったのかと
遠野さんと奥さんをどちらを選び
最終的にはどうなるの？
と、気になるストーリー。

私としては初恋相手を心にしまったままの男なんていらないけど、、
忘れられない恋のひとつくらい
あるのかもしれないよね。

どうなるどうなる？

どうなるんだろう。どうやって元に戻るんだろう。
食糧も尽きそう。タバコも無くなりそう。
暴力男もいる。
絶望しかない…

最後まで読むべし

もうラストがやばかったです。
押見先生の世界観がとても好きで、先生の作品はほぼ読んでおりますが、特にこの漂流ネットカフェはとても読みやすいと思います。最後はそう言うことだったのか…！！と唸ること間違いないです。切ないラスト、個人的に大好きでした。おすすめです！！

面白い

作中、残虐なシーンもありますが話の展開が面白くて一気に読んでしまいました。作者さんの他の漫画も読んでみようと思います！

よくわからない

とても課金してまで読む気にはなれませんでした。
課金なしなら、まあ読むかなあと。リアリティがあるような無いような。

うーん

血の轍からきたんですが、まだ途中ですが読むの躊躇います、女性に対しての扱いが。なんか嫌な気持ちになりました。

押見さんの他の作品をいくつか読んで、こちらに辿り着きました。どの作品も、怖かったりグロかったりドロドロしていたり変態的だったり…色々ですが、こちらの作品もまた全然違う空気を纏っていて面白かった。

他の作品のいくつかと共通して言えるのは、わたしたちが狂気や非日常に憧れられるのは、安心できる安定した退屈があるからこそなのだ、ということを突きつけられる部分。

素晴らしいのは、説教くさくないこと。「どちらを選ぶこともできる」という前提で、狂気や非日常を選んだ先のリアルを描ききっている。そうして、読後に「退屈な毎日でいいや」とホッとさせてくれるのだ。

極限状態で浮き出る人間の本能が怖かった

こういう状況になったら人間ってこんな風になるのかも、、と思う人間性の深みを描く作品だったと思います。途中、女性を軽視する内容があり胸が苦しくなりました。でも続きが気になり読み進めてしまいました。

個人的には登場人物に共感したり感情移入して読むタイプの作品ではなかったです。
しかしオチがどうなるのかは知りたい！と思いました。
なので続きをどんどん読んでしまったし、展開がどうなるか読めないところが面白い。

ただ、気持ち悪かったり気分の悪くなるシーンもけっこう出てきました。
読む人によって好みは分かれると思った。