【ネタバレあり】ジェラールとジャックのレビューと感想

懐かしい！

よしなが先生の作品は大好きで、紙媒体でも持っています。いつか描かれてますが、没落貴族を描いたものです。こちらの作品では、没落後、市民生活に慣れて平民のように生活にしています。

ジュラール

フランス革命のおはなしで、ストーリーと絵が、とてもマッチしているとおもいました。この作家さんの作品のなかで、一番好きです。

ぜひ読んでいただきたいです

複数の作品がドラマ化されたり、映画化されている有名な作家さんですが、私はこの作品が好きです。主人公2人が、いずれも魅力的な男性で、容姿の美しさはもちろん、健康的な自尊心と、豊かな愛情を持っています。長い年月をかけて2人が結ばれるまでの物語で、2人は作品の中で、年齢を重ねて行きます（きちんと登場人物が年を取り、容姿もそれに応じて変化していくのが、この作家さんの作品の特徴です）。どの登場人物でも、ある意味作家さんの分身と言えると思いますが、特にこの作品の「ジェラール」は、小説家という職業で設定してあり、職業人としての作者の在り方も投影されているように思います。他の有名作品に加えて、ぜひ多くの方に読んでいただきたい作品です。

働くことの意味

BL作品なんだけど、その視点だけで見て欲しくない作品。
貴族の少年は没落した後、自立しなければならなくなる。
最初は何もできなかった彼も,徐々に必要とされていく。
そして、主がきちんと彼の労働を評価するシーンが一番好きです。

優しい物語

ジェラールが優しすぎます。変な女の人を好きになってしまったのがそもそも間違いだったのですが。私も貴族が嫌いになってしまいそう。

何度も読み返した作品です

舞台はフランス革命の少し前。
借金の形として娼館に売られた没落貴族の少年ジャック。
最初の客は、大衆（エロ）小説の人気作家、銀髪隻眼の男ジェラールだった。
ジェラールの気まぐれで、身請け金を払われて自由の身となったジャックは、下男を募集していたとある屋敷におもむくと、そこはジェラールの屋敷で‥‥

最終話のジェラールのセリフ「ジャック、お前を愛さなければ、今でも俺は自分を許せなかった」で泣きました。
ジャックのジェラールへの愛が、愛に絶望し、それでも愛を捨てきれない自分を許せなかったジェラールを救ったのだと感動しました。

ぜひ読んでもらいたいお話です。

よしなが作品

面白いですねー、ハズレナシ、没落貴族で義親に売られた男娼の少年、彼を下男で雇い、傍で見守る、2人のゆっくりと深く育てていった愛、よしなが作品はどれも好きです。

フランス大好き

フランス革命が好きなら是非。
BLがお好きでないとキツいかもしれません。
貴族出身の元妻が酷い。
目を怪我するエピソードはちょっと辛かったな。

よしながふみ作品では、一番好きかも知れません。
全2巻で、決して長いお話ではありませんが、内容は物凄く濃いと思います。

主人公の官能小説作家の、公平さ、懐の深さ、情け深さが心に染みます。
また、お相手の元貴族の少年もいい青年に成長し、ラストは目頭が熱くなりました。
良作です。

大好きです

ジャックもジェラールもそれぞれ好き。最初はジャックのほうが重い人生背負って来たか？と思いきや、後半ジェラールが壮絶すぎた。けど小説家になった経緯とかも合って面白かったです。毎話よかった！