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みんなのレビュー

5.0

2014/08/09 4:30

暴力という「美」

作品の中では強烈な暴力が理不尽に振るわれる。
肉体に不可逆の損傷を与え、精神をも破壊する暴力、性を弄び尊厳を破壊する暴力…
舞台な現代の日本であるのに、中世でもここまで苛烈では無かったであろうという程の「拷.問」が描かれるのだ。

一歩間違えれば現実性が薄れかねない描写だが、これをリアルな恐怖として読者に届けることが出来るのはこの作者の才能だろう。

しかし読後感は不思議と悪くない。暴力は美やカタルシスに昇華され、物語全体からはコミカルさやヒロイズムまで感じられるから不思議だ。

疾走感のあるドラマの中で、非日常の興奮をリアルに味わいたい方にオススメの作品である。

by こーじX
- 22
5.0

2021/10/08 22:28

好き嫌い分かれます

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他の方も書いてる通り、結構グロいです。
表現もだけど、「そんなことする!?」てゆー様な「仕事」をする登場人物が発想がグロいです。

「殺さない」が仕事のルールだけど、現実でやったらほぼほぼ相手が死ぬレベルです。
フィクションだから、というかファンタジーだと思って読んでます最近。

でも、所々の主人公や登場人物の迷いなんかの人間らしい弱さが出るところがグッときて、どんどんハマっていきました。

ただ、暴力行為、変態行為のグロいものや、人間の尊厳をぐちゃぐちゃにするような描写が苦手な方は、見ないほうがいいです。

by ノン1234
- 0
5.0

2020/09/18 2:11

アカに惹かれて読み進む

アカの目覚め、コンパスの場面に、虐められる弱い者の勇気は、針の様に細い、狂気の一閃を掴み取れるかどうかなんだろう、と感じさせられる。
たいてい、弱いのが「突然強くなる」ことに必然性が感じられないな、だから漫画なんだと思って読んでるけど....。
この漫画はそういう冷めた目線をあざわらうような、すっ飛ばした疾走感のはちゃめちゃな「漫画らしさ」も、もちろんあるんだけど。
話にムリがあるとは思わせない見せ方に、確かな表現力とはこういうものだと知らされる。
(ジッサイ無茶苦茶なハナシなんだけどね)
人物の強くなってく過程にも「心の成長(？)」にもリアリティを感じさせるストーリーが折々出てきて、象徴的なシーンとともに目に焼き付いていく。
あと見えすいたあざとい伏線みたいのが意外とない。
なのに話が面白い。
そこが好きだ。
マンガとしてかっこいいマンガ。

by 匿名ー
- 0
5.0

2019/02/23 18:55

凄い面白いです。

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はじめて読む時、かなり躊躇しましたが、もう、はまりました。
ドラの過酷な運命になんだか涙がでました。ここまでクズになるのは仕方ないなあと思いました。お母さんはドラに愛情などまったく、与えていないはっきりいってわたしは腹がたちます。男にばかり愛されたいなんて許せない。ドラが可哀想です。
そして、もうひとりの主人公アカは、高校生の時、ドラと出会い、クズの道へ、だれ一人立派な大人などいない。
でも、だからこそアウトローすぎるストーリーがわたしには、格好よく見えてしまいました。
グロくてエグい内容なのにすらすら読めます。
ドラとアカのラストがどうなるのか楽しみです。
ドラには絶対に幸せになってほしいです。そして、回収屋をやりながらもっと
強い人間になってほしいです。

by アトムの母
- 0
4.0

2022/07/12 20:24

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回収屋というお仕事、依頼された復讐に対し、不殺の代わりに肉体的にも精神的にも徹底的なダメージを与えるということで、かなりグロいシーンも多く挫折しそうになりました。特に依頼に善悪なしで、明らかにターゲットの方が被害者でしょ！？という方にも仕置き実行…読んでて非常に苦しかったです。だけど先を読み進められたのはドラの生き様というか、強かさに惹かれるものがあったからでしょうか…？なんとも言えない魅力があるようです。

by yamanen
- 0